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業界人から見た骨董品、古美術品の買取店の本当に正しい選び方

骨董品、古美術品買取り業者を選ぶとき、どうやって良い(高く買ってもらえる)お店を選べばいいのでしょうか?

数ある骨董品店の中から良いお店を選ぶ際に、事前に良いお店かどうかを見極めるポイントがあると言われていますが実際はどうなのか検証していきます。

 

 

販売先が多い
買取り専門店より、買取り、販売を行っているお店が良い
鑑定力があるか
買取りの資金力があるか
物によって売り先を変える

 

一般的にこれらの条件に当てはまるお店に買取りを依頼すればいいとされていますが、結論からいうと、これらの条件を見極める事は非常に困難ですし、高く買取りをする直接的な理由にはなりません。その理由を一つ一つ見ていきましょう。

 

 

販売先が多い

 

・国内、海外に多数お客様を持っている。
・国内、海外のオークションハウス、交換会、市場など幅広い取引先がある。

これらはお店が骨董品、古美術品を高値で販売する理由にはなりますが、高く買い取ってもらえる直接的な理由にはなりません。
幅広い売り先を持っているお店のほうが高く売れる可能性はありますが、その骨董品、美術品店が販売先を多く持っているかどうかを調べる事はほぼ不可能です。

 

 

買取り専門店より、買取り、販売を行っているお店が良い

 

買取り専門店より、販売もしているお店のほうが買取り額が高い傾向があるという意見がありますが、これは正しくありません。
確かに実店舗で販売するほうが売値は高い傾向がありますが、これは販売員の人件費、店舗の家賃、維持管理費用がかかるためであって、高く買い取ってくれる理由にはなりません。
買取り専門店は業者にだけ販売しているので買取り額が安いという意見もありますが、これもお店により異なります。
買取専門店は一般的に業者販売のみ行っていると言われています。

 

お客様 → 買取専門店 → 業者、市場 → 販売店 → お客様

 

お客様 → 買取、販売店 → お客様

 

このように買取り専門店は、間に仲介業者が入る事で手数料が無駄にかかるので買取額が安いという事ですが
骨董品、美術品を購入するお客様はコレクターの方も多く、複数回購入される事があるので、販売の実店舗が無くてもお客様に直接販売しているケースはあります。
あと美術品は贋作も多いので信頼できる人(美術業界の関係者、学者など)からの紹介で購入するケースもあります。
オークションハウスなどで販売する場合でも一般のお客様も購入されています。
このような理由で買取専門店は業者以外の一般のお客様にも販売している事もあるので、買取専門店が買取り額が安い理由にはなりません。
なので買取専門店より、買取りと販売を行っている店のほうが良いという根拠にはなりません。

 

 

鑑定力があるか

 

鑑定士の鑑定力があることは重要です。ものによってかなり値段に差が出てくる事もあります。ただ鑑定力があるかどうかを事前に見抜くのは困難ですし、鑑定力があるからそのお店が高く買取りをするかどうかはわかりません。
なので基本的に複数のお店に査定してもらうのが良いです。

 

 

買取りの資金力があるか

 

買取りの資金を潤沢に持っていると在庫期間を長くすることができ、安売りせずに売り切れるので、高く買取りできるという事ですが
これを見極める事は非常に困難です。店舗数が多い事が一番見極め易いように思いますが、1店舗あたりどれくらい資金があるのか調べる術はありません。1店舗のみでしか営業していない場合でも資金力があるお店は存在します。しかしこれらを知ることはできないのであまり意味のない理屈です。

 

 

物によって売り先を変える

 

これは絵画なら絵画専門に扱っているお店、茶道具なら茶道具専門店など、それぞれ専門のお店に売れば良いという事です。確かに専門性が高い店のほうが良い事もありますが、幅広く取扱っているお店もそれぞれの専門性が高い鑑定士が在籍している事はあります。

 

 

このように一つ一つ検証しましたが、結局どうすれば良い店を見極められるのか、いまいちよくわからないですね。
でもこれら以外で良いお店かどうかを、ある程度見極めるポイントがあります。

 

 

家賃が高い一等地にお店がある
店舗が豪華(お金をかけている)

 

これらの項目に当てはまるお店は、買取り金額が安い傾向にあると考えて良いと思います。
なぜかというと、商売の仕組み上、売上から仕入値(買取額)、人件費、家賃、経費を引いて残りがそのお店の利益になります。

 

利益=売上ー仕入値(買取額)ー人件費ー家賃ー経費

 

この中でお客様がある程度判断できる項目は家賃です。
一等地に出店している骨董品店は家賃が高いので買取金額、人件費、経費を低くせざるを得ません。
高級ブランドを例にするとわかりやすいのですが、これらのブランドは家賃の高い一等地の路面店に出店し、店舗設備などにもお金をかけ、高級感を演出しています。しかし実際の商品の原価は他の大衆的な商品に比べると原価率が低いのです。
これを骨董品店に置き換えてみると原価率、つまり買取額を高くしようとすると、家賃の高い一等地の路面店に出店、店舗設備にお金をかける事は経営的に難しいのです。
なので家賃、店舗の管理費が安い場合は買取り金額を高くすることが可能です。

 

最後にまとめですが、骨董品、古美術品の買取店の本当に正しい選び方は

 

家賃の高い一等地にある骨董品店は避ける
複数のお店に査定を依頼する

 

この2点が良い店の正しい選び方だと思いますが、事前に本当に良い店かどうか知る事は難しいので、やはり複数のお店に査定してもらうのが、単純にどちらのお店が買取額が高いのか知ることができます。
大事な骨董品、古美術品を売却する際に参考にしてみてください。

 

 

私たち【こたろう】でも骨董品、古美術品の買取りを行っております。
絵画、掛軸、茶道具、陶器をメインに幅広く取扱い、専門性の高い経験豊富な鑑定士も在籍しております。
ご売却の際には是非一度お気軽にご相談くださいませ。