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高く売れる茶道具って?買取時に高値のつく茶道具の特徴まとめ

茶道の歴史とともに受け継がれてきた茶道具。その価値は芸術性や見た目の美しさだけでなく、由来や伝承によっても異なります。茶道具の種類は豊富で、茶碗、茶器、棗、茶入れ、釜、茶杓、水指、蓋置、建水、茶筅、柄杓、帛紗、炭斗、水次、菓子器、花入、香合、急須、鉄瓶、銀瓶などがあります。さまざまな茶道具の中には、「名物」といわれる逸品があり、特に価値が高いものでは、重要な文化財となっていることもあります。
今回は、価値のある茶道具の特徴や、それらをより高値で買取ってもらうために覚えておきたい点についてご紹介します。

■価値の高い茶道具の特徴

以下では、名物といわれる価値の高い茶道具がどのようなものであるかについてご紹介します。

・著名人が作ったもの
著名人によって作られた茶道具は、非常に価値の高いものである傾向にあります。同じような作品でも、作家物とそうでないものでは、買取価格に数十万円の差が出ることもあります。茶道具が作家物であり、さらにそれを証明できるものがあれば、その茶道具には箔が付けられ価値はさらに上がります。茶道具が作家物であるかどうか調べるには、サインや銘、落款(らっかん)が刻印されてあるかを確認することが重要です。作品の裏側やふたの裏側、作品を収めている共箱に刻印されているのが一般的です。刻印には、作品が完成形であることや、自分が手がけたものだと証明する内容が込められています。歴史あるサインや落款は読みづらい字体のものが多いので、茶道具の価値を知るために買取業者に鑑定を依頼するという選択肢もあります。

・稀少性が高いもの
茶道具の価値は作品物であるかどうかの他に、稀少性の高さでも決まります。稀少性が高いものの例としては、有名な偉人に関する茶道具や、有名な骨董収集家の遺品などがあげられます。こうしたものは、非常に高い価値が期待できます。
近年最も稀少性が高いとされる茶道具のひとつが、国宝である静嘉堂文庫蔵です。なお、数が少なくとも「価値があるわけではない」と判断される品も少なくないため、注意が必要です。

■茶道具を高値で買取ってもらうために

茶道具を買取ってもらうなら、できるだけ高値を期待したいものです。高価買取してもらうために、以下のポイントを覚えておきましょう。

・共箱をそろえる
茶道具には、ほとんどの場合に共箱が付いています。共箱は茶道具を保存する木箱で、中には作家本人の銘や書付が入っていることもあります。共箱があれば、茶道具の買取価格は高くなる傾向にあります。

ご自宅に茶道具がある場合、茶道具に詳しくない方が価値を見分けることは難しいので、買取業者の査定・鑑定を受けることが望ましいといえます。買取に出す場合は少しでも高値で買取ってもらえるように、付属品や共箱があるかどうかを確認することが大切です。

・付属品もセットにする
茶道具が複数で一式になっている場合、すべてをまとめて鑑定に出すようにしましょう。懐石道具の場合は、お皿や小物などが一式そろっていないと価値が下がってしまいます。また、茶道具を包んでいた布や紐もまとめて鑑定に出すようにしましょう。一式そろっていれば、高い買取価格が期待できます。

・きれいに掃除しておく
茶道具がきれいな状態であるかどうかは、買取価格に大きく左右します。できるだけきれいに掃除してから鑑定に出すとよいでしょう。覚えておきたい点としては、誤った手入れをしてしまうと傷や色褪せによって価値を下げてしまう可能性があるという点です。手入れ方法に詳しくない場合は、柔らかいタオルで軽くはらったりぬぐったりする程度にしておきましょう。

骨董品買取専門店の「こたろう」でも、茶道具の買取を行っています。店舗鑑定・出張鑑定を無料で行っているので、ご自宅に古い茶道具がある場合はぜひ一度、ご相談ください。