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うらめしや~

「しんと静まり返って戸を叩いても、新三郎様と大声で呼べども答えず、中へ恐る恐る入って行くと、新三郎は虚空をつかみ、歯をくいしばって物凄い苦悶の表情で息は絶えている。その首にドクロが、しっかりとかじりついている・・・」 

「怪談牡丹灯篭」の一節である。 

作者は江戸から明治時代に生きた落語家・三遊亭円朝。落語はもちろん「怪談牡丹灯篭」「真景累が淵」といった怪談も創作した落語家だ。 

今年、コロナ禍で中止となってしまったが、円朝の命日に因んで毎年八月には「円朝まつり」というイベントが東京都台東区の全生庵という寺院で開催されている。この全生庵には円朝の墓所があり、「円朝まつり」で開催されるイベントの目玉が、円朝がかつて所有していた幽霊画コレクションの公開である。円朝は怪談創作の参考として、幽霊画を多数収集していたようである。 

このコレクションには川端玉章や鏑木清方、伊藤晴雨など近代画家の作品と合わせて、江戸時代の絵も多数ある。真筆と断定されていないようであるが、このコレクションにも円山応挙の幽霊画がある。幽霊の姿として、よく取り上げられてきた絵で、いかにも幽霊らしい絵である。 

その幽霊の姿は斜め左側から描かれている。足は描かれていない。 

実は、応挙以前の幽霊画には足が描かれており、応挙が足を描かなくなって以降、この例に倣って足が描かれなくなったという説がある。 

編集子が子供のころ、真夏のテレビ番組で昨年亡くなった人間国宝の講談師・一龍斎貞水による怖い語り口の怪談をよく見聞きした。近年では、俳優・稲川淳二も怖い話で有名となったが、子供心に一龍斎貞水の語りは後を引く怖さがあり、そのテレビを見たあとは一人で風呂に入るのが怖くなった。こうした番組で幽霊の姿として映されていたのが、まずを目にするのが応挙の幽霊画であったと記憶する。 

今年、青森県弘前市の久渡寺にあった円山応挙の絵が真筆としてみとられた、との報道があった。 

その絵は同寺院が所蔵していた「返魂香之図」という幽霊画だという。贋作がとみに多い応挙ではあるが、真筆ぐらいで報道されるには訳がある。それは、米国にある一枚を除いて、応挙の幽霊画として真筆と鑑定された作品は今までなかったからである。つまり、国内初の応挙真筆の幽霊画と認められたのが、久渡寺の一枚なのである。 

テレビの影響というのは、編集子の世代にとって大きく、この子供のころ見た応挙の幽霊画によって、編集子の記憶には「応挙=怖い画家」というイメージが刷り込まれたのである。そして「怖い絵を描く画家=ゲテモノ画家」というイメージさえ持っていたのである。 

時は経て、編集子の成人後、展覧会で応挙の名前を目にする、また「なんでも鑑定団」というテレビ番組で多数の贋作が出てくる一方、すぐれた技巧の真筆作品を目にするたびこうしたマイナスイメージは払拭されていった。 

本画のみならず、写生図も素晴らしい。 

ただし「スゴイ」と思う一方、「イイネ」と思うかは別である。 

その後、応挙の「狗児図」という作品を目にすることとなる。つまり犬を描いた絵である。それも仔犬。 

モフモフで、たれ目! 

「へっ、カワイイやん」 

これは上野・東京国立博物館収蔵の「朝顔狗児図」。 

もとは愛知県の寺院・明眼院書院の杉戸に書かれていた絵であり、茶人・鈍翁こと益田孝旧蔵の作品だという。 

「いゃー、おじさん一本取られたなー」と思い、帰路のミュージアムショップでこの犬がプリントされた巾着をつい買ってしまった。(*^^)v 

さてグッズついでに、もう一つ応挙に因んだグッズを紹介しよう。先に紹介した青森県弘前市の久渡寺ではなんと、応挙の幽霊画デザインの御朱印帳を限定と発売!しかも、しおり付とのこと! 

いかが? 

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