象牙
象牙・中国美術/彩色彫刻 工芸品の買取実績
インターネットよりこたろうのホームページをご覧いただきLINE査定でお問い合わせいただきました。その後出張査定で訪問しお見積もりを取らせていただき、数日後すでに何社かに見積もりを取られた中で最終的にこたろうをお選びくださりました。
先々代が収集されていた象牙の工芸品が多数あり、あらかじめご家族で一部はご遺品として残されたい旨をお聞きしていましたので気になった作品はお残しになり、そのほか全てをお譲りいただきました。
査定のポイント
象牙作品は天球や人物の置物など多岐にわたってすばらしい作品ばかりでしたが唐子が凧上げをしている場面の象牙彫刻作品があり、こちらは最高の評価査定をつけさせていただきました。
専用の箱に収まっている作品でおそらく中国で制作された作品と思われ、当時より高級な象牙工芸品であった事が伺えました。
鑑定士より一言
象牙の工芸品は日本をはじめ特にアジア諸国では昔より高級品として珍重され高値で売買されてきました。
1973年に締結されたワシントン条約によって絶滅のおそれのあるアフリカ象などは対象となり世界的に規制がかかり近年においては象牙を取り扱う業者も激減し、ようやく国内においても象牙は価値の無いものとして浸透しつつあります。
とはいえ国内には象牙の工芸品を制作する作家もおり、象牙で生計を立てている方も少なからずいることからまだしばらくの間は需要がなくなることはないでしょう。
象牙工芸作家さんも当代で終わることを願ってやみません。