陶器・磁器

陶器・磁器/茶器 急須の買取実績

山田常山

買取エリア

東京都品川区

    半年ほど前に一度ご縁をいただいたお客様より、あらためて実家から持ち帰った美術品のご相談で後日出張にて訪問し、すべての作品をお譲りいただきました。

    査定のポイント

    ご実家が愛知県の常滑市との事で常滑焼の作家による茶碗が多数と朱泥の茶器では高名な山田常山による急須もあり、こちらは市場の評価も高い事から一番の査定にてお買取させていただきました。

    ●歴代 山田常山とは
    (1)初代 山田常山 1868年~1942年
    日本六古窯の一つである常滑焼が江戸後期に入り、茶器や花器、酒器など小型雅陶のジャンルへと移行し、その中でも急須(茶注)造りが本格化する。
    そこで、初代 山田常山の精緻な轆轤成形による中国風の急須が人気が高く、名工と言われる歴代常山の礎を築いた。

    (2)二代 山田常山 1897年~1961年
    轆轤成形を初代 常山に、 篆刻を祖父 吉原葭洲に学んだ。
    大正中頃からは「小常山」と改名し、小常山銘の作品も数多く残さされている。なお、三代目の常山を襲名するまで小常山を名乗る。
    初代 常山が亡くなられてから。二代 山田常山を襲名する。
    二代 常山の急須には有名な書家や画家の彫刻が施されている作品も多い。

    (3)三代 山田常山 1924年~2005年
    本名は稔。
    幼少から名工といわれた初代 山田常山、父 二代 常山に師事する。
    昭和22年頃から二代目 山田常山が名乗っていた小常山を名乗る。
    初代 常山が亡くなられてから三代 山田常山を襲名する。
    三代 山田常山の作陶した急須は、初代からの伝統を忠実に継承している作品から、伝統の上に現代的感覚を取り入れた作陶に挑み、
    古典的なものからモダンなものまで独自な作風を築き上げている。
    昭和47年、フランスのビエンナーレ国際陶芸展で名誉最高大賞受章。
    平成10年、その功績から常滑焼(急須)で愛知県初の重要無形文化財保持者(人間国宝)に認定される。

    (4)四代 山田常山 (山田絵夢/やまだえむ) 1954年~
    父である三代 山田常山に師事する。
    四代目を襲名するまでは、山田絵夢の号にて作陶する。
    初代 常山が亡くなられてから四代 山田常山を襲名する。
    急須の常山として有名ですが、四代 山田常山さんの作品は絵夢の時代から他の花器や食器も数多く作陶している。


    鑑定士より一言

    朱泥の急須や備前焼などで多くみられる宝瓶と呼ばれている茶器などは全国でも人気が高く、高値で取引されている作品が多くあります。
    こたろうでは煎茶器などもお買い取りの強化アイテムとして高値にてお買取させていただいています。
    ぜひお使いになっていない茶器などがございましたらどうぞお気軽にお問い合わせ下さい。

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