洋画
南桂子 洋画/ペン水彩画の買取実績
お母様の収集されたご遺品を整理ご希望との事で、
依頼があり訪問査定いたしました。
版画を多数お持ちでしたが、中に南桂子のペン水彩画が1点あり、
合わせてお買取いたしました。
査定のポイント
南桂子(1911-2004)は昭和から平成期に活躍した版画家です。
戦後40歳から銅版画の世界に入り、夫となる浜口陽三とフランスに渡ります。
その後作品がユニセフやニューヨーク近代美術館のグリーティングカードに
採用されるなど、海外を中心にその詩情あふれる世界が評価されました。
エッチングを中心とした版画作品は、コレクターに根強い人気があります。
今回の作品は、希少な手書き作品として、小ぶりながら作家の得意な鳥の
モチーフが見られます。
背景などに繊細なタッチも感じられる作品として評価いたしました。
鑑定士より一言
紙の作品は、経年変化でシミやヨレが出やすくなります。
版画などは、さらに紫外線による色褪せが起こりやすくなります。
高温多湿な日本の気候ではやむを得ないですが、
二次流通ではこうした作品は、修復されて再びコレクターの元へ
渡っていきます。お手元に気になる作品がございましたら、
こたろうまでお問い合わせ下さいませ。
この度はありがとうございました。