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骨董品の鑑定書・真作証明書は必要?査定額への影響と正しい活用法を解説

骨董品を売却しようと考えたとき、多くの方が気になるのが
「鑑定書がないと売れないのでは?」
「真作証明書があれば査定額は必ず上がるのでは?」
という疑問です。

 

結論から言えば、鑑定書や真作証明書は査定において重要な判断材料になりますが、“ある=必ず高額買取”とは限りません。骨董品の価値は、真贋の正確性、保存状態、来歴、市場価格、オークション相場、需要動向など、複数の要素を総合的に判断して決まります。鑑定書はその中の一要素であり、あくまで評価を裏付ける材料のひとつです。

 

本記事では、鑑定書と真作証明書の違い、査定額への影響、鑑定書がない場合の対応方法、偽物の鑑定書の注意点、そして正しい活用法まで詳しく解説します。

 

●鑑定書・真作証明書とは何か?

鑑定書とは

鑑定書とは、専門家や鑑定機関、団体などが作品の真贋を判断し、真作であると認めたことを証明する書面です。作家名、作品名、技法、落款や印章の確認内容、寸法などが記載され、発行元の署名や印が押されています。特に有名作家の美術品や市場価格が高い作品では、鑑定書の有無が査定額に一定の影響を与えることがあります。

 

ただし、鑑定書の評価は「誰が発行しているか」によって大きく異なります。信頼性の高い鑑定機関の発行であれば市場での信用度も高まりますが、無名の団体や実在が確認できない機関の証明書では、査定時に参考程度にしかならない場合もあります。

 

真作証明書とは

真作証明書は、その作品が真作(本物)であることを証明する書類です。作家本人、遺族、財団、公式鑑定機関などが発行することが多く、オークション出品時に重要視されるケースもあります。特に海外オークション市場では、来歴や真作保証の明確さが落札価格に直結する傾向があります。

 

鑑定書と真作証明書は似ていますが、発行主体や効力範囲に違いがある場合があります。いずれにしても、真贋の裏付け資料として扱われます。

 

●鑑定書と極め書き・共箱・由来書の違い

骨董品、とくに茶道具や陶磁器、掛軸では、鑑定書以外にも重要な付属資料があります。

  • 極め(極書):専門家が作者を特定した書付
  • 共箱:作家本人が箱書きをした箱
  • 識箱:後年の鑑定者が記した箱
  • 由来書:作品の来歴を記録した文書

これらは単なる付属品ではなく、査定額や市場評価に影響を与える要素です。特に共箱や極めがある場合、真贋判断の補強材料となり、査定時の信頼性が高まります。

 

●鑑定書が査定額に与える影響

査定額が上がるケース

以下の条件が揃っている場合、鑑定書は査定額アップにつながる可能性があります。

  • 市場評価が高い有名作家
  • オークション取引が活発
  • 真作保証が明確
  • 来歴が整理されている

市場価格が高額になる作品ほど、真贋の明確さが重要視されます。真作証明書があることで、再販時の安心材料となり、業者側も価格を提示しやすくなります。

 

あまり影響しないケース

一方で、以下のケースでは鑑定書があっても査定額が大きく上がらないことがあります。

  • 無名作家や量産品
  • 需要が低いジャンル
  • 保存状態が悪い
  • 市場に流通量が多い

例えば、シミやヒビ、欠け、退色など保存状態が悪い場合、真作であっても評価は下がります。骨董品の査定ではコンディションが非常に重要です。

 

●鑑定書があっても高額買取にならない理由

査定では、真贋だけでなく以下を総合評価します。

  • 保存状態
  • 市場価格
  • 需要
  • オークション相場
  • 来歴
  • 流通量

鑑定書は価格を保証するものではなく、あくまで価値判断の一要素にすぎません。

 

●鑑定書がなくても売れるのか?

結論として、鑑定書がなくても売却は可能です。専門の査定士は、落款や印章、筆致、素材、釉薬の状態、キャンバス裏の刻印などを確認し、真贋を判断します。長年の経験に基づく総合的な目利きが行われます。

実際、鑑定書がなくても高額査定となるケースは少なくありません。共箱が残っている、来歴が明確、保存状態が良好といった条件が揃えば、評価は十分に期待できます。

 

●偽物の鑑定書に注意

近年増えているのが偽鑑定書です。実在しない団体名や、コピー印刷された量産型の証明書が付属しているケースもあります。贋作よりも偽鑑定書の方が判断を誤らせやすいため注意が必要です。

信頼できる業者であれば、紙質や印章、署名の筆跡まで確認し、総合的に真贋を判断します。

 

●まとめ|鑑定書よりも重要なこと

骨董品の査定額は、鑑定書の有無だけで決まるものではありません。真贋、保存状態、来歴、市場価格、需要、オークション相場などを総合的に評価して価格が決まります。

鑑定書や真作証明書がある場合は必ず提示しましょう。しかし、鑑定書がないからといって価値がないわけではありません。まずは専門の査定士による無料査定で適正な評価を受けることが、高額買取への第一歩です。

大切な骨董品の価値を正しく見極めるためにも、信頼できる業者に相談することをおすすめします。

 

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