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片岡球子とは?波乱の生い立ちや実績、作品の特徴、代表作

片岡球子(かたおか たまこ)は、日本を代表する近代・現代の日本画家で、鮮烈な色彩と力強い筆致によって独自の表現世界を切り開いた人物です。当初、公募展への出品では「落選の神様」と呼ばれました。長い苦悩の時代を経て、小学校教師を退職後に才能が開花しました。特に力強い色彩と大胆な構図の「富士山」シリーズや、歴史上の人物を描いた「面構」シリーズが日本芸術院賞受賞(1975年)や文化勲章受章(1989年)など、数々の栄誉を得て、その名が広く知られるようになった日本画家です。

 
・片岡球子とは?
片岡球子は、明治から平成にかけて活躍し、鮮烈な色彩と大胆な表現で日本画の常識を覆した画家として知られています。
・片岡球子の作風や特徴
原色を多用した力強い色彩表現や野太い輪郭線、大胆なデフォルメによって、注目を得ました。
・片岡球子の代表作
富士山シリーズ、面構シリーズ、裸婦シリーズと、それぞれの制作背景や見どころをご案内しています。

 
片岡球子とは?
片岡球子は北海道出身で、明治から平成にかけて活躍した日本画家です。従来の日本画の概念を打ち破る、鮮烈な色彩と大胆な筆致が特徴となっています。現代日本画壇の巨匠として評価されており、没後も彼女の作品は美術市場において、現在でも非常に高い価格で売買されている日本画家です。

 

●片岡球子の生い立ち
片岡球子は、1905年、北海道札幌市に生まれました。当初は周囲の勧めで女医を目指していたが、親友からの助言をきっかけに画道の道へ進むことを決意し、女子美術専門学校(現在の女子美術大学)へ進学しています。卒業後は30年間にわたり小学校で教師を務めながら創作活動を続けました。初期にはあまりに独創的な作風ゆえに展覧会に落選し続けました。こうした「落選の神様」と呼ばれるなど不遇の時代が続きましたが、母の励ましを糧に執念で描き続けたようです。その後、50歳で教師を退職して画業一本に絞ると、その才能は一気に開花ました。103歳で没するまで、一途に美を追い求めた情熱の生涯だったと言われています。

【画業の歩み】
1905年(明治38年)北海道札幌市に生まれる
1923年(大正12年)女子美術専門学校(現:女子美術大学)日本画学科高等科に入学
1926年(大正15年)同校を卒業後、横浜市立大岡小学校の教諭に着任(以後30年間、教師と画業を両立)
1930年(昭和 5年)日本美術院展(院展)にて「枇杷」が初入選
1946年(昭和21年)安田靫彦に師事。第31回院展にて日本美術院賞を受賞
1952年(昭和27年)47歳で日本美術院同人に推挙される
1955年(昭和30年)小学校を依願退職し、女子美術大学の専任講師に就任。画業に専念する環境を整える
1966年(昭和41年)愛知県立芸術大学の日本画科主任教授に就任
1982年(昭和57年)日本芸術院会員に選出される
1986年(昭和61年)文化功労者として顕彰される
1989年(平成元年)文化勲章を受賞
2008年(平成20年)103歳で逝去

●片岡球子の実績
片岡球子の功績は、「日本画=淡い、繊細」という既存のイメージを覆し、「魂の叫び」をぶつけるような力強い表現を確立しました。47歳という比較的遅咲きで日本美術院の同人(日本美術院の会員区分の最高位に位置する呼称。同院を運営する存在のこと。)となってからは、数々の力作で活躍の場を広げました。女子美術大学や愛知県立芸術大学で教鞭を執りながら、後進の育成にも尽力し、現代の日本画界を担う多くの才能を輩出しました。

 
片岡球子の作風・特徴
片岡球子の作風・特徴としては、原色を多用した大胆な色彩を用いたこと、輪郭線を太く強調した装飾性の高い画面構成としたこと、「上手い絵」よりも生命力や精神性を重視したデフォルメで表現したこと、などが挙げられます。豪快とも言える描写は当初「日本画らしくない」と批判されましたが、晩年からはその独創性が高く評価されています。

  
●鮮烈でエネルギッシュな色彩
通常の日本画ではあまり用いることがない赤や黄などの原色を大胆に使用しており、強烈なインパクトを放つ作品となっています。この技法により、当時は「ゲテモノ」と批判されるほど斬新でした。また、この技法では岩絵具を水性接着剤で溶き、さらに指で描くことで、作品の迫力と厚みを増し、旧来の日本画技法に新たな息吹を与えました。

●力強く野太い輪郭線
繊細な描線ではなく、あえてゴツゴツとした太い線を採用しています。被写体の生命力や、内面から溢れ出す力強さを表現しています。

●大胆なデフォルメ(変形)
見たままを写すのではなく、形を大胆に崩して対象の本質を強調しました。洋画のキュビズムやフォービズムにも通じるモダンな絵画構成が、時代を超えて高く評価される要因となっています。

  
片岡球子の代表作は?
片岡球子の代表作としては、おおまかに以下3つの連作が挙げられています。力強い色彩と大胆な構図の「富士山」シリーズ、歴史上の人物を描いた「面構(つらがまえ)」シリーズのほか、78歳ごろから取り組んだ「裸婦」シリーズがあり、晩年まで精力的に画題に取り組みました。また、富士山をテーマとする前には、浅間山や桜島、昭和新山などの火山をテーマとして、エネルギッシュな作品を描いています。

 

●富士山シリーズ
片岡球子の代名詞とも言えるのが、50歳を過ぎてから本格的に取り組み始めた「富士山」です。燃えるような「赤富士」や、力強い「青富士」など、原色を多用した極彩色の富士が描かれています。裾野に描かれる花々や木々も主役級の存在感を放ち、画面全体から溢れるような生命力が感じられ、絵画を買い求められる方には、特に人気があります。

●面構(つらがまえ)シリーズ
まさにライフワークとも言えるのが、1966年から40年以上にわたって描き続けられた、肖像画シリーズです。足利尊氏、葛飾北斎、歌川国貞など、歴史上の人物の内面を「面構」として描きました。単なる肖像画ではなく、徹底した資料調査に基づき、人物の魂までも写し取ろうとした迫真の表現が特徴です。

●裸婦シリーズ
80歳を目前にした時期に挑戦し始めた、晩年の新境地とも言えるシリーズです。富士山などの極彩色とは対照的に、落ち着いた色調や複雑に重なる描線が多用されています。人間の肉体の丸みや質感、独特のポージングを通して、生涯衰えることのなかった「描くことへの情熱」を伝えています。

 
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片岡球子に関するQ&A
●Q.片岡球子の有名な作品は?
A.特に有名なのは、力強い筆致と鮮烈な色彩で描かれた富士山のシリーズであり、美術市場でも高額の取引がされているものです。また、足利尊氏や葛飾北斎などの歴史上の人物を独自の視点で捉えた肖像画面構シリーズも、片岡の画業を象徴する代表作として非常に有名な作品です。

●Q.片岡球子の作品の相場は?
A. 例えば富士山を描いた作品は、紙本彩色の肉筆画であれば、数百万〜1,000万円以上となります。一方、リトグラフ作品の富士山は市場に多く出回っており、こちらであれば数十万円程度となりますが、金箔・プラチナ箔を使用した白寿記念の作品は特に人気があります。肉筆画でも、牡丹など静物画の作品などであれば、比較的安く入手できることがあります。また、画集・版画集も多く発刊されていますので、こちらば気軽に楽しむことができます。

●Q.片岡球子の師匠は?
片岡球子の師として、女子美術専門学校時代には吉村忠夫がおり、日本美術院では安田靫彦になります。しかし、直接の師ではありませんが、小林古径は「あなたの絵はゲテモノだが、ゲテモノと本物は紙一重。あなたの絵を絶対に変えてはいけない」と激励した事が有名な逸話として残っています。

●Q.片岡球子の作品はどこで見られる?
A. 片岡球子の絵画作品を収蔵している美術館としては、東京国立近代美術館、神奈川県立近代美術館、北海道立近代美術館、京都国立近代美術館、韮崎大村美術館、岡山県立美術館、横浜美術館などがありますが、常設展示ではないため、展示の詳細は確認する必要があります。また、片岡球子作品だけを展示する美術館はありません。

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