中国美術
鄭孝胥 中国美術/書画掛軸の買取実績
中国文房四宝関連のお仕事をされていたお父様の収集品ご整理希望があり、
LINEでお問い合わせいただきました。硯などと共に鄭孝胥の三行書があり、
訪問査定後にお買取りしました。
査定のポイント
今回の書家、鄭孝胥(ていこうしょ1860-1938)は19世紀末から20世紀初の清国官僚で、
旧満州国の初代総理としても知られる歴史的人物です。
清国総領事として神戸で過ごした事から日本とゆかりも深く、
書や詩に優れた作品を多く残しました。
今回の作品は状態も比較的に良く、しっかりと評価しました。
●鄭孝胥
1860年生まれ。字は蘇龕、太夷など。海蔵と号した。福建省閩侯の人。
1882年 郷試に首席で合格、挙人になり、駐日公使館書記官、神戸大阪総領事を経て、重職を歴任した。
1905年 安徽省広東按擦使に任命されたが辞して上海に海蔵楼を建て、文人、学者らと交遊し文名を知られた。
溥儀が紫禁城を追われた1924年以後は、天津の清室内務府弁事処に待講として仕えた。、
1932年 満州国建国とともに国務総理となった。
1938年 死去
鑑定士より一言
中国書画の作品は、1800年代後半(清朝末期)から1900年代(中華民国時代)にかけて、
日本に多く残されています。
昨今では、中国美術商の買い戻しニーズは強いので、高い評価額になる事もあります。
お手元に気になる作品がございましたら、こたろうまでお気軽にお問い合わせくださいませ。
この度はありがとうございました。