日本画・掛軸
後藤純男 日本画・掛軸/日本画 風景画の買取実績
お父様の遺品整理でのご依頼で、当社福岡店までお品物ご持参でお越しいただきました。
ご持参いただいた、絵画や陶器類を査定させていただきました。
査定のポイント
日本画家・後藤純男の作品「雪後大和路」を査定させていただきました。
提示した金額にご納得のうえお譲り頂きました。
後藤純男といえば、風景を題材にした絵画作品ではないでしょうか。
後藤純男が描いた風景画の多くは神社仏閣等の建物と季節の融合です。
同じ被写体でも季節に応じて、桜・新緑・紅葉・雪と化粧を施しそれぞれ異なる顔をのぞかせます。
今回は荘厳で美しくも少し寂しい雪景色でした。
見入ると季節の音が聞こえてくる、そんな感覚に陥ります。
●後藤純男
昭和 5年 千葉県東葛飾郡木間ヶ瀬村に生まれる。
昭和 7年 埼玉県北葛飾郡金杉村へ転居。
昭和61年 内閣総理大臣賞を受賞昭和63年から平成9年まで東京藝術大学美術学部の教授を務めた。
平成18年 旭日小綬章受章。
平成28年 日本芸術院賞・恩賜賞を受賞 10月18日、敗血症により死去。86歳没
鑑定士より一言
この度はご縁頂きありがとうございました。
アクリル板にカビが多数見受けられましたが絵自体には損傷なし
という判断ができましたので高値をお付けいたしました。
高温多湿な日本の気候では、湿気のために「しみ」や「カビ」が
発生する危険が高いです。
出来てしまったしみやカビなど、作品の状態によっては修復することも
可能ですが、元通りにすることは難しく、費用もかかります。
こうしたダメージは大切な作品の価値を損なうことにもなりますので、
予めの注意が必要です。
この度はご縁頂きありがとうございました。