中国美術

 中国美術 陶器 の買取実績

作家不明

買取エリア

大阪府河内長野市

    亡くなられたお父様が中国で大きな事業をされ仕事をたたんで日本に帰られるときに、お世話をした社員らがお世話になったしるしと別れを惜しみ中国の仕事仲間から頂いた沢山の朱泥、紫泥の急須が数点ありました。どんな価値があるのか分からないので、その道の専門家に査定してもらいたいとお電話頂きました。
    お伺いすると箱いっぱいに詰められた朱泥の急須があり、当社としてもこれだけ状態の良い品物を見たのは稀でした。
    朱泥とは鉄分の多い粘土を焼いた釉薬を付けない赤褐色の陶器です。朱泥は焼成が非常に困難で大型の物は作れないし小型のものでも割れてしまう難しい土で趙庄朱泥80%に黄龍山紫泥20%混ぜるという工夫をされているようです。中国、明時代に創りはじめられました。当時中国明時代に煎茶が流行り始め、いろんな煎茶の道具を作られていた中でこの朱泥の急須は口当たりが良く人気があるようです。日本では常滑(とこなめ)、伊部(いんべ)等で作られています。中国の朱泥急須は平均的にお茶の味をまろやかにし、宜興窯(ぎこうよう)の物は高額で取引されています。
    ご納得いただいた価格で買取させていただきました。ありがとうございました。

    中国美術 陶器 に関連する買取実績

    買取実績一覧へ戻る