茶道具
永楽和全 表千家12代惺斎 茶道具/仁清写茶碗 茶杓の買取実績
去年11月、先代様の遺品整理でお電話でのお問い合わせ、出張査定にお伺いしました。
その後、ご都合が悪いため伺いできませんでした。
先日、ご再依頼されて出張買取に伺いました。
査定のポイント
お先代様は昔、表千家の先生で沢山のお茶道具が残りました。
永楽和全の仁清写茶碗や惺斎の茶杓など、保存状態が良く素晴らしい作品がありました。
コロナ禍の影響もありますが、お茶道具の相場は年々下がる一方です。
しかし、今回は最初にご依頼いただいた半年前の査定金額をそのまま提示致しました。
他には金額の提示に難しい品も大量にありますが、出来るだけ協力して概ね引き取らせていただきました。
●永樂和全
1823年 永樂保全(十一代善五郎)の長男、仙太郎として生まれる。母は2年後に没。
1843年 十二代善五郎を襲名。
1847年 酒造業木屋久四郎の長女、コウと結婚。
1865年 この頃から「和全」の銘を使用する。
1866年 子供の宗三郎・常次郎と共に九谷焼の指導のため山代春日山に赴く。
1870年 九谷から京へ戻る。
1871年 子・得全に善五郎の名を譲り、善一郎と名乗る。また西村姓を永樂姓に改姓。
1872年 三河国岡崎の豪商・鈴木利蔵に招かれ、岡崎の甲山に築窯。
1877年 岡崎での作陶を終え、帰京する。
1882年 一条橋橋詰町から洛東高台寺鷲尾町に転居し、菊谷焼を始める。妻・コウ没。
1883年 聴力を失う。
1885年 鷲尾町から祇園に転居。
1892年 祇園から建仁寺塔頭の正伝院に転居。
1896年 死去
鑑定士より一言
お茶道具の中でも、千家宗匠の書付があるものは高値となるものでしたが、昨今ではその水準が下がる傾向があります。
もし、遺品として引き継ぎされたお品物で、お使いにならないものでしたら、こたろうでお早めに査定されることをお勧めいたします。
この度はありがとうございました。