茶道具
裏千家十四代淡々斎 黒田正玄 茶道具/茶杓の買取実績
今回、奈良県奈良市のお客様より、断捨離のため当社ホームページをご覧いただき、
ラインにて査定のご依頼をいただきました。
査定のポイント
今回は茶道具を中心に査定をさせていただきました。
茶碗や茶杓など数点まとめて全てお買取をさせていただきました。
お品の中でも、裏千家・十四代家元の淡々斎作の茶杓がありました。
淡々斎は円能斎の長男で、皇室への献茶奉仕をし、また海外普及に着目するなど
して裏千家茶道を隆盛に導いた人物でもあります。
そんな彼の自作の茶杓は出来栄えも良く、また二重箱で保管状態も良かったので、
高値をつけさせていただき、お客様もご納得のもと、今回お讓り頂ける運びとなりました。
●裏千家十四代淡々斎・無限斎≪たんたんさい/むげんさい≫
1893年 13世円能斎宗室の長男として生まれる。本名は政之助
30歳のときに、父の没に伴い家元を継承。
この間、書画を日本画の奥谷秋石に学んで、玄石と号して日本画を制作。
そのほか長唄、謡曲、能などに親しみ文化人としての自我の研鑽に努めている。
主な業績としては伊勢神宮を始め、各地の寺、神社においての献茶式をこなし、
また茶道文化の海外進出にも視野を広げてヨーロッパ、アメリカなどを外遊。
1940年には裏千家統一の為に「淡交会」を結成、49年には「財団法人・今日庵」を結成、
また、その後国際茶道文化協会を設立するなど、日本全国及び海外に支部を設けて、
1957年に茶道界として最初となる紺綬褒章、紫綬褒章を受章、
1964年死去、没後、征四位勲三等旭日中綬章を下賜されている。
また得度の際に大徳寺管長、円山伝衣老師により無限斎を授けられた。
●十二代黒田正玄≪くろだしょうげん≫
1880年 生まれ。
十一代正玄の妻。十一代没後十一代の実弟常次郎と弥五郎の助力により、
家督を孫の十三代に譲るまで家業を守る。
1973年 94歳で死去。
鑑定士より一言
現在こたろうでは、茶道具の全てのお品において高価買取をさせて頂いております。
作者がわからず価値も今一つわからない、などの御品がございましたらぜひ一度お声掛けください。
この度はご縁をいただき、有難うございました。