彫刻・ブロンズ
オーギュスト・ロダン 彫刻/ブロンズの買取実績
当社のホームページを御覧いただき、お祖父様の遺品整理のご希望で、メールからお問い合わせいただき、翌日にお伺いしました。ご本人は作品に関して詳細不明とのことでした。
査定のポイント
拝見させていただいたお品物は、すべてお祖父様の収集されていた品物です。お祖父様は茶道もやって、家に茶室をこしらえていらっしゃいました。
中に彫刻の巨匠ロダンの復刻プロンス作品があり、ロダン165周年を記念として99点のみ制作・販売された作品で、販売時の認定書なども付属していました。
お茶道具は30点ぐらいありましたが、これらをすべてをご依頼者様のご納得いただける金額でお譲りいただきました。
●ロダン≪Auguste Rodin≫
1840年パリ生れ。
美術学校の入学試験に3度落第,1864年サロンに送った《鼻かけの男》(1864年)も自然主義的な作風が受け入れられず落選。
1871年からベルギーに滞在,1875年イタリアでミケランジェロに傾倒
1876年《青銅時代》(1875年―1876年ころ)をサロンに送るが,的確な描写力とムーブマンの感覚により,モデルから直接型をとったのではないかと疑われて落選。
1880年装飾美術館の扉の彫刻を依頼され《地獄の門》(1880年―。未完)を構想,美術館側と折り合わず契約は解消されたが,その後も同作品に取り組んだ。
この構想から《考える人》(1880年―。未完),《接吻》(1886年)などの作品や《カレーの市民》(1884年―1888年)が生まれた。
1892年フランス文芸家協会の依頼でバルザック像に没頭,あらゆる細部を省略して量感による生命の表現を追求し,部屋着のバルザック像を完成する(1897年)
1900年の個展以降その名声は確立し,〈現代彫刻の父〉と呼ばれる。
死後,アトリエがロダン美術館となったほか,日本では国立西洋美術館のコレクションが知られる。
鑑定士より一言
ブロンズ作品などは作者銘が彫られていたり、台座などに記名されているものがありますので、こうした作品の価値は調べやすくなります。また附属書類などがありましたら、こちらもご用意いただければより詳細に作品の価値が調べやすくなります。