日本画・掛軸
田能村竹田 日本画・掛軸/掛軸の買取実績
当社ホームページを検索いただき、
ご自宅の建替えに伴うご整理でお問い合わせいただきました。
後日お訪ねして、掛軸数十本を出張査定いたしました。
査定のポイント
長年押入れにあったとの事で、曽祖父の代からのものではないかとの事でした。
全て査定確認後お買取した作品の中に、江戸時代の画家 田能村竹田の掛軸がありました。
田能村竹田(1777-1835)は江戸時代後期に活躍した作家です。大分県豊後国に生まれ、
詩才や書画に優れたことから、藩の枠を越えて広く文化的な活動をしました。
中国の明清画に学んだ山水画は独自の静謐さが人気を呼び、
明治期の南画にも影響を与えています。
今回の山水画は来歴を示す箱書きもあり、真筆に近いものとして評価いたしました。
鑑定士より一言
江戸時代の掛軸は真贋の保証がない世界です。
来歴や箱書が大切なのは言うまでもありませんが、
複数の鑑定人による見分けが必要になります。田能村竹田の場合、
後年の模写作品も多いことから、少しお時間をいただいて調べる流れになります。
お手元に気になる掛軸がありましたらお気軽にお声掛けくださいませ。