日本画・掛軸
菅楯彦 日本画・掛軸 陶板 市松人形の買取実績
今年1月に当社ホームページをみて電話いただいたお客様です。その時には査定までご依頼がなかったのですが、後日、当社より確認のお電話をさせていただきました。すでに、一部は他社にご売却されたようですが、掛軸などが数点残っているとの事で、直ぐにお客様のもとにお訪ねいたしました。
査定のポイント
お茶の先生をされていたお客様が御茶会を止められ、お道具など整理したいとの事でした。大体の物がご本人取り寄せされたものです。掛軸は菅楯彦、春斎、中国の拓本(東坡)などがあり、亡くなられたご主人が中国によく旅行されてそこで買われた董其昌の拓本なども有りました。
また、京都の陶芸家・藤平伸の陶板もありました。どの作品も保管状態が良好でご納得価格で買取させていただきました。
●菅楯彦
1878年、鳥取県生まれ。塩川文麟(ぶんりん)門下の父に日本画を学ぶ。
のち一家は大阪に移ったが13歳で父を失い、以後は貧窮に悩みながら独学で画業を進めた。
また早くから歴史に深く関心を寄せ、和漢の学や有職(ゆうそく)故実の研究にも励んだ。
画風は写生を基にしながらきわめて独自のもので、歴史、郷土芸能や古今の民衆風俗を主題にした作品が多く、
大阪に住んで無所属に終始した。
1958年(昭和33)恩賜賞を受賞。
代表作は『皇后冊立(さくりつ)』。谷崎潤一郎『聞書(ききがき)抄』、吉川英治『私本太平記』の挿絵がある。
1963年 逝去
鑑定士より一言
お問い合わせ頂いたご本人様がお買い求めになったお品物でも、現時点での流通相場はわからないものと思います。また、ご親族様がお買い求めになったお品物であれば、ますますその流通相場なども皆目見当がつかないと思います。こたろうでは、最新のデータを用いて現時点での流通相場ご案内し、当社での買取価格をご提案させていただいております。ぜひとも安心してこたろうに査定をお任せください。
この度はご利用いただきまして、誠にありがとうございました。