日本画・掛軸
堂本印象 日本画/掛軸の買取実績
先代の収集品をご整理希望との事で、ホームページよりご連絡いただき、
訪問査定にお訪ねしました。
永年倉庫に保管されていた焼物や掛軸が中心でしたが、
その中に日本画家・堂本印象の掛軸がありました。
査定のポイント
京都出身の堂本印象は、昭和日本画壇の中心人物として評価の高い作家です。
様々な作風が知られていますが、今回の作品は、
赤い着物を着た少年と牛を詩情ある筆致で描いた小品でした。
その他のお品物も、ご提示させていただいた金額で、お買取させていただきました。
●堂本印象 略歴
1891年生まれ
1910年 西陣の龍村平藏の工房に勤め、図案を描く。
1918年 京都市立絵画専門学校(現・京都市立芸術大学)に入学。
1920年 西山翠嶂 画塾青甲社に入門。
1933年 画塾東丘社を創立し、主宰する。
1936年 京都市立絵画専門学校教授となる。
1965年 社団法人堂本美術館を設立する。
1966年 10月、堂本美術館が開館する。
1973年 ローマ法王パウロ6世の委嘱により、バチカン近代美術館に飾る《母と子》を制作
1975年 死去
1992年 4月、京都府立堂本印象美術館開館
鑑定士より一言
お客様の転居時に当初の共箱が不明になったとの事で、
若干評価に影響もありましたが、次への橋渡しをしっかりして参ります。
ご整理をお考えの掛軸作品がありましたら、こたろうまでお願いいたします。
この度はありがとうございました。