日本画・掛軸
東川堂里風 日本画・掛軸/肉筆浮世絵掛軸の買取実績
掛軸骨董収集がご趣味だった先代の収集品ご整理の希望があり、
ホームページよりお問い合わせをいただきました。
ご訪問査定を経てお譲りいただいた作品の中に、江戸時代の肉筆浮世絵がありました。
査定のポイント
東川堂里風(生没年不明) は江戸時代の肉筆浮世絵師で、後の木版画浮世絵(錦絵)が庶民に
普及する以前の美人画スタイルで知られます。
今回査定させていただいた作品「遊女と禿(かむろ)」図は、師匠の懐月堂安度による
同様の作品(国立博物館蔵)があることから、当時の人気モチーフだったと思われます。
*寛文美人図
江戸時代初期の風俗画で、無背景に立ち姿の美人が様式化された作風で表現され、後の浮世絵につながる
鑑定士より一言
今回の作品は、古い軸を仕立て直した跡があり、何代かの持ち主を経てきた作品と思われます。
シミや傷みも散見されましたが、希少なお品物として評価いたしました。
掛軸作品は保管状態により湿気などの影響を受けやすいため、定期的な状態確認をお勧めしております。
作品ご整理の際は、こたろうまでご相談くださいませ。
この度はありがとうございました。