日本画・掛軸
荒木十畝 日本画・掛軸/掛軸 花鳥画の買取実績
先代のご遺品整理でホームページより、お客様からお問い合わせがあり、
訪問査定で美術品骨董品をお買取りしました。
その中に、ひときわ大きな箱に入った日本画家・荒木十畝の掛軸がありました。
査定のポイント
荒木十畝は明治から昭和20年頃にかけ官展で活躍した日本画家で、
写実に基づく花鳥画を得意としました。
水鳥を描いた今回の作品は、購入当時の扱いを偲ばせる立派な
二重箱に入っていましたが、絵具にいたみがあったために、
若干弱い評価となりました。
●荒木十畝 あらきじっぽ
1872年 長崎生まれ
1892年 上京し荒木寛畝に師事し、その後嗣子となり画号を十畝に改める
1897年 日本画会創立に参加し主任幹事
1904年 セントルイス万博で銀牌受賞
1908年 第2回文展から審査員となる
1923年 帝国美術院会員、正五位勲四等に叙される
1937年 帝国芸術院創立され会員となる
1944年 逝去
鑑定士より一言
明治から昭和期の日本画家で、技能に優れながらも
現在は知名度や流通性が相対的に低くなっている方もいらっしゃいます。
こたろうでは、こうした作品も正当に査定し、次の世代に引き継げるよう評価いたします。
ご整理予定の美術品がありましたらお気軽にお声掛けくださいませ。
この度はありがとうございました。