日本画・掛軸
平山郁夫 日本画/版画 風景画の買取実績
お引越しをするので片付けたいということで今回ご依頼頂きました。
絵画や花瓶など様々査定させて頂きました。
その中に今回の平山郁夫の版画作品「パルミラ遺跡を行く・夜」
がありました。
査定のポイント
晩年の平山郁夫はシルクロードの砂漠を旅するラクダの隊商を描いた
大作「大シルクロードシリーズ」を次々に発表しました。
それは画家が終生描いてきたシルクロード絵画の集大成であり、
本作はそのうちの代表作です。
シリアのパルミラ遺跡を背景にラクダの隊列を朝陽のオレンジ色と
月夜の群青色であざやかに対比している。
近年、過激派組織による破壊や、シリア軍による奪還が報じられている
パルミラ遺跡だが、いにしえの昔、パルミラはシルクロード交易の
中継地として栄華を極めたオアシス都市であったようです。
●平山郁夫
昭和5年(1930)6月15日,広島県に生まれる。
東京美術学校(現:東京芸術大学)日本画科卒業。
東京芸術大学美術学部教授・学部長・学長を歴任。
ユネスコ親善大使を務める一方で、創作活動に従事。
平成21年12月2日永眠(満79歳)。
鑑定士より一言
大切にされていた作品をこの度お譲り頂きました。
平山郁夫らしい素晴らしい作品でした。
必ず橋渡し行って参ります。
ありがとうございました。