日本画・掛軸
河鍋暁斎 日本画/浮世絵の買取実績
永年の美術品収集品をご整理されたいとの事でご連絡いただき、
訪問査定した中に河鍋暁斎の浮世絵がありました。
他の作品と共にご納得いただきお譲りいただきました。
査定のポイント
河鍋暁斎(かわなべきょうさい1831-1889)は江戸末から
明治にかけて活躍した絵師です。
若くより狩野派に学び、歌川国芳に入門して技法を身につけます。
幕末から明治にかけての社会風刺画、動物戯画が人気となり、
多くのユーモラスな作風から「奇想の画家」としての評価も高まっています。
今回の浮世絵「道化百物かたり」も生き物の妖怪が登場する
ユニークな一品です。
元々3枚続きの浮世絵の一部で、1868年(慶応4年)まさに明治維新の年に
制作されたものです。状態は比較的に良いのですが、3枚揃いでない為
評価としては少し弱くなります。
鑑定士より一言
幕末から明治期の浮世絵は、北斎など江戸期の浮世絵に比べ
評価が充分でない作品が多くあります。
取引き価格も決して高くありませんが、
近年こうした浮世絵を再評価する動きがあり、
再び脚光を浴びると思われます。
お手元に気になる浮世絵作品がございましたら、
お気軽にこたろうまでお声掛けくださいませ。