洋画
井上覚造 洋画/油彩画 風景画の買取実績
法人営業所の移転に伴う絵画作品のご整理希望でホームページより
お問い合わせいただき、訪問査定後にお買取した絵画の中に
二科展で活躍した洋画家・井上覚造作品がありました。
査定のポイント
井上覚造(1905-1980)は昭和時代の洋画家で、猫や犬の描かれた風景画が現在も人気があります。
今回の「巴里郊外 サンレミー」は、フランスの何気ない街中風景の細部に
精緻な描写を散りばめた井上らしい作品です。
犬を散歩させる親子が見落としそうな小ささで描かれています。
●井上覚造
1905年 大阪府生まれ
1928年 信濃橋洋画研究所で小出楢重に学ぶ
1930年 二科展初入選、国際展出品多数 前衛集団九室会所属
1942年 二科展受賞
戦後 二科会会員、東郷青児賞、総理大臣賞
1978年 二科会理事
1980年 逝去
鑑定士より一言
今回の作品はしばらく倉庫に仕舞われていたそうで、若干絵具のひび割れが発生していました。
空調管理のない場所で油彩画保管の場合、作品劣化のリスクがあります。
かつて昭和平成時代のオフィスビルで、来賓室や廊下に洋画を展示する光景が一般的でした。
現在展示されなくなった絵画も増えていますが、こたろうではこうした作品を再度流通させるべく
お買取査定を承っております。
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