洋画
渡部絢三 洋画/油彩画の買取実績
叔母さまのご遺品整理希望でお問い合わせいただき、
訪問査定後に絵画数点をお買取りいたしました。
その中に昭和時代の洋画家、渡部絢三のユニークな
油彩画作品がありました。
査定のポイント
渡部絢三は独自の画風で知られる作家です。
明るい色調で歪んだ形態の人物や空想的な情景を
多く描いています。
今回の「部屋の中の影像」1974年作 も作家らしい
多重性ある描写力が印象的で、パリ滞在中に描かれた
作品と思われます。
流通作品が多くないため、しっかりと評価して
お買取いたしました。
●渡部絢三 ワタナベジュンゾウ
1933年 東京生まれ
1957年 東京藝術大学美卒業、
新制作協会展にて新作家賞受賞
1963年 パリ青年ビエンナーレ展出品
1964年 現代日本美術展出品
1969年 文化庁芸術家在外研修員として渡欧フランス滞在(81年まで)
1983年 ストライプハウス美術館にて個展
1986年 池田20世紀美術館 展覧会
1998年 京都府文化賞功労賞受賞
2013年 逝去
鑑定士より一言
ご遺品の絵画作品の場合、引き継がれた方が飾ることなく
保管されているのを多くお見受けします。
時代の嗜好の変化や、飾る場所などの空間に適さなくなる事が
多いようです。
こたろうでは、こうした作品を正当に評価した上で
次の世代に引き継げるよう、査定鑑定を承っております。
お気軽にお問い合わせください。
この度はありがとうございました。