絵画
織田廣喜 洋画/油彩画の買取実績
お客様よりお電話にて査定のご依頼を頂き、
ご両親のお品々を整理されたいとの事でご自宅へ訪問、
査定の方をさせていただきました。
お父上がコレクターであったようで、たくさんの絵画や洋食器などをお持ちでした。
拝見させていただいたコレクションの中に織田廣希の作品がありました。
査定のポイント
近年特別高値で取引されているわけではございませんが、
根強いファンやコレクターの存在、織田廣喜に関する説明などを
させていただき、その他のお品々と合わせてできる限りの
お取り扱いと金額をご提示いたしました。
●織田廣喜
1914年 福岡県嘉穂郡千手村(現・嘉麻市)に生まれる
1929年 碓井尋常高等小学校高等科を卒業。
父の病気に伴い、陶器の絵付け、菓子店勤務、郵便局勤務などに従事。
1931年 帝展入選作家・犬丸琴堂に油彩画の指導を受ける。
1932年 上京。
1934年 日本美術学校絵画科に入学(大久保作次郎、のち藤田嗣治・林武らに師事)。
1939年 日本美術学校西洋画科卒業。
1940年 『未完成(室内)』で第27回二科展に初入選。
1946年 『黒装』で第31回二科展・二科賞を受賞。
1947年 第1回美術団体連合展に『憩ひ』を出品(~第5回まで継続出品)。
1949年 第34回二科展で複数作品が入選、二科会準会員となる。
1950年 第35回二科展に出品し、二科会会員に推挙される。
1951年 結婚(画家・萬宮リラと)。
1952年 第1回日本国際美術展に出品。第37回二科展で会員努力賞受賞。
1954年 第1回現代日本美術展に出品。
1960年 初の渡仏。
1962年 再渡仏、スペイン・イタリアを訪れる。第1回国際形象展に招待出品、以降出品を継続。
1966年 再度欧州へ渡航、スペインを巡る制作活動。
1968年 第53回二科展で「小川の女たち」「サンドニーの少女」にて内閣総理大臣賞受賞。
1971年 第56回二科展で「水浴」により東郷青児賞受賞。パリ・エルヴェ画廊で初個展開催。
1980年 日本橋三越にて「パリの女を描いて20年、織田広喜展」を開催。
1992年 勲四等瑞宝章受章。
1995年 日本芸術院賞および恩賜賞受賞、日本芸術院会員に。
1996年 碓井町立織田廣喜美術館(現・嘉麻市立織田廣喜美術館)開館。
2003年 勲三等瑞宝章およびフランス芸術文化勲章シュヴァリエを受章。
2006年 二科会理事長に就任。
2012年 逝去。名誉理事長にも就任。(享年97歳)
鑑定士より一言
市場の状況などをご納得いただいた上でのご成約となり
提示金額と取り扱いに大変ご満足頂きました。