洋画

鴨居玲 絵画/スケッチ 版画の買取実績

鴨居玲

買取エリア

京都府京田辺市

    当社ホームページよりLINEでお問い合わせいただいたお客様で、お客様と当社スタッフの予定がとれましたので、当日の訪問となりました。
    亡くなった叔母さまが集められた絵画などが数点ありました。叔母さまは京都にお住まで、絵心がおありだった方で好きでお集めになっていた作品を譲り受けていたとのことでした。

     

    査定のポイント

    今回は絵画を4点ほど査定させていただきましたが、特に鴨居玲のスケッチが一番の高額査定となりました。この作品について、ご依頼者様は叔母さまから、なかなか手に入りにくい作品であり、良い作品なので大事にする様にと聞かされていたそうです。
    鴨居玲は洋画家で、スペインやフランスで個展を開催するほどの実力ある画家でしたが、自殺未遂を繰り返すなど波乱な人生を歩んだ方です。書かれた絵に関しては、人や社会の裏側や暗闇を描きあげるような独特のタッチを感じることができます。
    今回、お譲り頂いた絵は自筆のスケッチで、おそらくフランスで市井の女性を描いたもののようです。

    ●鴨居玲
    1928年 父悠、母茂代の次男として金沢に生れる。しかし、生年月日、場所に異説あり。
    1946年 金沢美術工芸専門学校(金沢美大)に入学。師は宮本三郎。
    1948年 第2回二紀展にて初入選。
    1949年 二紀会同人。
    1952年 六甲洋画研究所で児玉幸雄、中西勝らと、後進の指導にあたる。
    1958年 神戸に居を移す。
    1959年 最初の渡欧。
    1961年 パリから帰国。二紀会脱退。
    1963年 ブラジルからパリへ。
    1968年 再び、二紀会会員に。
    1969年 第12回安井賞受賞。受賞作「静止した刻」
    1971年 スペイン、ラマンチャの村人となる。
    1974年 スペインからパリへ。
    1979年 神戸新聞出版センターより「酔って候」を刊行。
    1980年 神戸市文化賞受賞。六甲山56キロ縦走。
    1982年 再び二紀会退会。このころから入退院を繰り返すようになる。
    1984年 兵庫県文化賞。
    1985年 5月「鴨居玲画集 夢候」出版。 9月7日 自宅にて急逝

    鑑定士より一言

    今回は当社ホームページのLINEを通じてご依頼がありました。ご希望の場合、まずはホームページのボタンよりお友達登録していただいて、引き続きお問い合わせ内容と、できましたら写真(全体と記載された作者名)などを送信いただければ、よりスムーズに、また具体的なご回答やご提案を差し上げることができます。合わせて、絵画であれば絵部分のサイズを簡単に測ってお教えいただくとより正確な情報をお伝えできます。24時間受付ですが、ご回答が翌日になる場合がありますので、ご容赦ください。

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