洋画

斎藤真一 絵画/洋画の買取実績

斎藤真一

買取エリア

大阪府大阪市港区/

    昨年末に当社ホームページのLINE査定申し込みにより、年明けに訪問させていただきました。当社への査定お申込みは、今回が初めてであり、亡くなられた元ある会社の役員をされていたお母様が蒐められた美術品でした。マンションの一室に多数美術品がおかれており、整理して売却したいとのご希望でした。息子様が当社を含め買取業者数社に声をかけられておられ、年明けすぐにご訪問させて頂きました。

     

    査定のポイント

    今回、お譲りいただいた作品のほかにも、絵画は国内、海外の作家の物など数点がありました。相見積もりのため、当日は査定だけの可能性がありましたが、ご依頼主が提示金額にご納得できたということで、洋画家・斎藤真一の絵画をお譲りいただきました。
    作品は「紅い陽の道/越後瞽女冬の旅」というタイトルで、同氏がライフワークとして取り組んだ瞽女の取材を通して描かれたものです。同じ副題のものが1987年に制作されていますので、同時期の作品と思われます。非常に保存状態もよく、同氏の代表的なシリーズの一作ですので高額にて買取させていただきました。

    ●斎藤真一
    岡山県生まれ。1948年に東京美術学校(後の東京芸術大学)を卒業する。1959年にフランスへ留学し藤田嗣治らと親交を結ぶ。1953年静岡県立伊東高校に着任。1957年光風会第43回展プルーヴ賞受賞。1961年に藤田嗣治の助言で津軽を訪れ、古老から瞽女のことを教えられる。1962年から「瞽女(ごぜ)」にひかれ盲目の女性を描く。津軽地方の三味線を弾き語る瞽女を手段とする作品に取り組む。1971年に第14回安井賞佳作を受賞し、18年間勤めた伊東高校を退職する。1973年第21回エッセイストクラブ賞ADC賞を受賞する。1994年、死去。

    鑑定士より一言

    作品の裏側に共シールと呼ばれる、作者自筆の作品名・署名の書かれた紙片が貼られたままの状態で残されていました。この紙片は、本人作の証明であるとともに、制作年代や発表個展などの記録でもありますので、残しておいていただくと作品の正確な査定が可能となる大切なものです。実際にお部屋に掛けてお楽しみいただいている間も、汚れや傷みを防いでいただくと後々手放されるときには、作品の価値を高める証憑となります。

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