飛来一閑作品の買取
作品カテゴリー
茶道具
工芸品
飛来一閑の生涯・功績
飛来家は日本における漆工芸の一種【一閑張】の創始者であり
【一閑張】の「棗」「香合」を中心に細工物茶道具制作を業とする職家です。
寛永年間(624年-1645年)の中国大陸では明末清初の動乱期にあり
その支配を潔しとしなかった知識人の中には海を渡り日本へ来る人も多く
『飛来家初代/飛来一閑(1578-1657)』もその内の一人であったと思われます。
以降、代々千家を中心に茶道具を収めてきました。
現在の当主は十六代で昭和三十八年生まれの女性の方です。
飛来一閑の作品の魅力
飛来一閑が創製した紙張素地漆器であり現在では一般的に二つの技法を含めて称されており、
一つは器の表面に紙を貼重ね漆を塗った【一閑塗】ともう一つは紙を貼重ねて器とする【張抜(紙胎)】です。
前者の【一閑塗】は中国西湖飛来峯出身で日本に帰化した飛来一閑が創作した漆芸であるが
いつのころからか、より古い技法である【張抜(紙胎)】の技法をも含めて一閑張と称されるようになりました。
外見上は通常の漆器のようですが、手に取ると思いの外に軽く、木地の漆器との違いがわかります。