甲斐莊楠音 甲斐庄楠音 作品の買取
作品カテゴリー
日本画・掛軸
甲斐莊楠音 甲斐庄楠音 の生涯・功績
甲斐莊楠音は大正から昭和時代の日本画家です。
甲斐莊楠音は国画創作協会で活躍していましたが、一時映画などの美術制作に
携わった時期があります。
【年譜】
明治27年 12月13日京都に甲斐莊正秀、カツの9人兄妹の5男として生れた。
明治45年 京都市立絵画専門学校に進学
大正 4年 同校を卒業、研究科に2年在籍した。川北霞峰の塾にも学んだ。
大正 7年 第1回国画創作協会展に「横櫛」が入選し、以後国画創作協会を発表の場とした。
第2回出品の「青衣の女」は落選し、第4回帝展に入選するという事態もあったが、
国画創作協会解散後は美術界の活動は順調に進まず映画界に入った。
時代考証、道具立てなどの仕事にながく携わり、絵画制作とは遠ざかっていた
昭和38年 京都市美術館において国画創作協会回顧展開催に際し、旧作3点が展示された。
昭和50年 東京三越において「甲斐莊楠音回顧展」が開催された。
作品は自ら美人画専門としていて、対象とする女性像は大正期の風潮を多分に反映した、
世紀末的色彩濃いものであった。
昭和53年 逝去
甲斐莊楠音 甲斐庄楠音 の代表作
- 「横櫛」 1916(大正5)年頃 京都国立近代美術館蔵
甲斐莊楠音 甲斐庄楠音 の作品の魅力
【鑑賞のポイント】
絵画は使用する画材と、その表現技法に画家独自の作風が現れます。
甲斐莊楠音の画題は人物、それも女性が多く、風景画はあまりありません。
土田麦僊に「穢い絵」と、岸田劉生には「デロリとした絵」と評されましたが、
それまでの日本画とは異なる暗い色調でグロテスクであり、
ややもすればリアルを通り越してモデルの欠点を強調する傾向がある作品と評されています。
大正時代末期の暗い風潮を象徴する画家の代表とも言われています。
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