清水多嘉示作品の買取
作品カテゴリー
彫刻・ブロンズ
清水多嘉示の生涯・功績
清水多嘉示は大正から昭和時代の彫刻家です。
清水多嘉示は当初画家を目指しましたが、彫刻家へ転身し、日展で活躍しました。
1980年には文化功労者の表彰を受けた彫刻家です。
【年譜】
1897年7月27日長野県諏訪郡に生まれる
1920年第6回二科展に「風景」「カルタ」が初入選
1923年に美術研究のため渡仏しブルデルに師事、その建築的構造性を重んじる彫刻を学んだ。
1928年までの渡仏中、サロン・ドートンヌに絵画及び彫刻を毎年出品、また、サロン・デ・チューレリー、サロン・デ・ザンデパンダンの各会員に推された。
1928年に帰国後、院展、国展、春陽会展等に出品したのち、文展へ出品
1943年第6回文展ではじめて審査員をつとめ「植樹」を出品する。戦後は日展を中心に活躍
1953年第8回日展出品作「すこやか」で芸術選奨文部大臣賞
1954年第9回日展「青年像」で日本芸術院賞
1951年には上野公園内設置の彫刻コンクールに応募した「みどりのリズム」が一位入選、
1952年にはサンパウロ・ビエンナーレに出品。
1954年ヴェニスで開催された国際造形芸術会議に日本首席代表として出席し、国際造形芸術連盟設立とともに、その執行委員に選任された。
1964年、ジュネーヴの国際電気通信連合(ITU)創立百年記念事業としてのモニュマンのための「国際彫刻コンクール」の審査員にザッキン、マリニらとともに挙げられた
1965年に日本芸術院会員
1980年文化功労者に選任されたほか、日展顧問、日彫会名誉副会長などを歴任、また武蔵野美術大学名誉教授でもあった。
1981年死去
清水多嘉示の作品の魅力
【鑑賞のポイント】
彫刻は使用する素材と、その表現技法に彫刻家独自の作風が現れます。
動きを感じるような表現や力強さなどの表現力が評価されます。
清水多嘉示は師であるブールデルの作品に見られるフォルムの厳格な構築性を引き継いでいます。
人体を主要なモチーフとした清水多嘉示のブロンズ彫刻には、生命の躍動が瑞々しく、さわやかに表現されています。
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