遺品整理で高く売れるものとは?買取のコツや注意点までを徹底解説!
遺品整理をするにあたって「処分した方が良いのか、保管した方がいいのか判断できない」「買取査定を利用したいけど、価値があるかわからない」と不安になりますよね。
業者に依頼するとはいえ、悪質な業者を利用するリスクを考えると、なかなか利用できないことでしょう。
本記事では、遺品整理に関する有益な情報として、損しない売却方法や、処分するポイントについて詳しく紹介します。
全て読むことで、お手持ちの遺品を効率よく処分する方法が分かり、スムーズに準備を進められるようになります。ぜひ、参考にしてみてください。
遺品整理で売れるものの種類とは?
まずは売れる遺品の種類について詳しく紹介します。お手持ちの品が、どの種類に該当するか下記の流れで確認していきましょう。
- 貴金属
- 仏具
- 時計
- ブランド品
- 日本刀
- 趣味・コレクター品
- 美術品
- 骨董品
貴金属
貴金属は、遺品として相続する人が多い品に該当します。1gから取引をされる傾向があるため、高価買取につながりやすいメリットがあります。
日本ジュエリー協会によると、貴金属に該当する物質は下記の8種類とされています。
- 金
- 銀
- プラチナ
- ロジウム
- ルテニウム
- オスミウム
- イリジウム
- パラジウム
なお、上記の物質は、指輪やネックレスなどのアクセサリーを中心に使用されている傾向があります。使用せずに所持されている場合は、高価買取に繋がる可能性も考えられるでしょう。
仏具
仏具も遺品買取に該当する品の1つです。一般的には、貴金属あるいは骨董品の買取方法に分かれます。
例えば、木製の仏像は美術品の要素があるものや、木材を再利用する目的で買取している業者があります。
また金で制作された仏像やおりんは、骨董品に該当し「仏教美術」として扱われるようです。
お手持ちの仏具が、価値のある工芸品として扱われる可能性があるため、一度確認してみるのをおすすめします。
しかし贋作の仏具は、遺品買取の対象外になることを押さえておきましょう。一般的に使用されていた仏壇は魂が宿るものとして、仏具の専門業者でないと買取は難しいと判断されます。
時計
遺品買取に該当する品として、時計は代表的な品といえます。国産よりも、海外のブランド品が高く売れる傾向があります。
なお、お手持ちの時計にどれくらいの価値があるかは、ブランド名や希少性によって異なります。
加えて、高級時計は株式のように相場があり、買取金額が日々変動している特徴があります。リセール率も高く、売却額が購入額を上回ることも珍しくありません。
ブランド品
遺品相続するブランド品は、保存状態によって高価買取に繋がります。
クリーニングに出すケースも多いですが、売却時に利益が出なくなる場合も考えられます。手入れをする際は、ご自身で行うのをおすすめします。
なお、タグつきのブランド品は、新品として売却できるため、高値で取引できるでしょう。お手持ちのブランド品が古いデザインだとしても、価値がないか確認するのをおすすめします。
趣味・コレクター品
コレクターが所有していた商品は、高価買取が期待できる遺品として取引される傾向があります。
具体例としては、超合金や古銭、勲章などが該当します。中でも、ブリキでできた玩具は、高価買取が期待できる品として有名です。
また、将棋盤や碁盤などを趣味で使用していた場合も買取対象となり、特に一定の条件に該当するものであれば、高価買取が期待できるでしょう。
遺品として、古銭や玩具などが手元にある場合は、捨ててしまわずに保存しておくのをおすすめします。
美術品
美術品は、歴史的な作品や有名な作品だった場合、数千万円で取引される可能性があります。
例えば、工芸品や彫刻、絵画などが美術品として取り扱われます。制作された年代に限らず、作家の知名度や保存状態によって価値が左右されることに注意しましょう。
なお美術品は、一般人が価値を判断するのが難しい遺品として扱われています。価値の分からない日本画や西洋画などがある方は、一度査定に出してみると良いでしょう。
骨董品
骨董品も、高価買取に繋がりやすい遺品の1つです。掛け軸や陶磁器、茶道具がある方は、処分せずに保管しておきましょう。
特に中国骨董は高価買取されやすく、想像しているよりも価値がつきやすい傾向があります。
「所有している骨董品に、価値があるのではないか」と感じる方は、一度専門家に相談して、価値を確認してみると良いでしょう。
遺品整理で売れないものを処分する方法2つ
次に、遺品整理で売れない品を処分する方法を紹介します。詳しい内容は下記の2つです。
- 自治体のごみに出す
- 回収業者に依頼する
それでは順番に確認していきましょう。
自治体のごみに出す
小さいサイズの遺品は、可燃ごみや不燃ごみとして処分できます。
しかし概ね1辺が50cm以上である遺品は、粗大ごみとして処分する必要となる地区が多いと思われます。ごみ出しの際も、事前の予約や手続きが必要な場合もあるため注意しましょう。
自治体への問い合わせを通じて粗大ごみを申し込み、処理券の購入が必要なケースもあるようです。
また、自治体によっては捨てられる粗大ごみの数が指定されていることもあります。お住まいの地域に関するホームページを確認して、ごみ出しの準備を進めるようにしましょう。
回収業者に依頼する
遺品を処分する際は、回収業者に依頼するのも1つの方法です。大きい遺品や、複数の遺品を効率良く処分するのに適しています。
なぜなら各種手続きや分別、搬出を全て任せられるからです。自治体を利用するよりも手軽に処分できるメリットがあります。
回収業者を利用して手軽に遺品を処分するなら、電話やホームページを通じて申し込めるサービスを活用するのが最適です。ただし、ほとんどの場合で費用・手数料が発生します。
遺品を自分で処分するデメリット
お手持ちの遺品を、ご自身の判断で処分するデメリットを確認しておきましょう。下記4つの内容について、順番に解説していきます。
- 売却よりも手間がかかる
- 高値がつく可能性がある
- 悪質な買取業者が存在する
- 相続の問題が関わっている
売却よりも手間がかかる
お手持ちの遺品を、ご自身の判断で処分する場合、売却よりも手間がかかる欠点があります。
特に、遺品を複数所有していたり、異素材が施された遺品があったりするなら、処分方法を分ける必要があります。
分別方法が異なるため、お住まいの自治体へ事前に問い合わせる手間が発生するでしょう。
加えて、粗大ごみとして処分する際は費用が発生し、収集場所まで運び出す手間が発生することに注意しましょう。
高値がつく可能性がある
ご自身の判断で遺品を処分する際は、高値がつく可能性があることにも注意する必要があります。現在は無名な作品だったとしても、数年後に評価されるケースも少なくないからです。
実際に、絵画として有名であるゴッホの「ひまわり」は、作者の生前ではなく死後に評価され、あるオークションでは58億円で落札されています。
また、複数の遺品を処分する予定なら、高価な作品が混じっていることも考えられます。素人の判断で遺品を捨ててしまうのは、文化的に価値のある作品を失ってしまうことにも繋がるのです。
遺品には高値がつく可能性があるため、まずは一度買取専門業者に相談してみるのをおすすめします。
相続の問題が関わっている
ご自身の判断で遺品を処分する際は、相続の問題が関わっているかに注意して行う必要があります。
遺産を分割する前に遺品を処分してしまった場合は、遺族間でトラブルに発展するリスクも考えられるでしょう。
また、故人が賃貸物件に住んでいた場合、遺品整理のタイミングによっては「単純承認」と判断される傾向があります。この場合、不要な遺品を含め遺産をすべて相続することになるため注意しましょう。
遺品が高く売れる買取専門店の特徴
続いて、遺品が高く売れる買取専門店の特徴を4つ紹介します。内容は以下の通りです。
- 買取の実績が豊富である
- 専門店独自の販路を持っている
- 十分な資金を確保した店舗である
- 遺品整理に詳しいスタッフがいる
買取の実績が豊富である
遺品を売却する際は、買取実績が豊富な専門店に依頼しましょう。なぜなら、適切な鑑定を実現するには、経験とスキルが必要とされるからです。
遺品買取の実績が少ない専門店の場合、誤った価値で買い取られてしまうリスクがあります。査定額が安いため、かえって損してしまうでしょう。
買取店の実績については、公式サイトに掲載されていることがほとんどです。遺品を店舗に持ち込む際は、事前に確認しておくと良いでしょう。
専門店独自の販路を持っている
遺品を売却するなら、独自の販売ルートを所有している店舗を利用しましょう。なぜなら骨董品買取は、売却された作品を売りさばいて生計を立てているからです。
販売ルートが少ない店舗の場合、買い手を見つけにくい状況から、安い値段で取引をしている可能性が考えられます。
独自の販売ルートを持っている専門店なら、効率的に売りさばける可能性が高く、高価買取に対応してもらえるでしょう。
十分な資金を確保した店舗である
遺品を高く売るためには、十分な資金を確保して運営している買取専門店に依頼するのをおすすめします。なぜなら店舗の資金力によって、査定額が変動するからです。
資金力が乏しい店舗の場合、通常の査定額よりも低く提示されてしまいます。一度の買取で数百万単位の金額を即金で支払うことが難しい店舗なら、低く査定されると推察できます。
十分な資金を確保して運営している店舗に依頼し、損しないかたちで遺品を手放すようにしましょう。
遺品整理に詳しいスタッフがいる
遺品を買取業者を利用して処分する場合、遺品買取について詳しいスタッフに依頼するのが重要です。
理由としては、遺品の作家や希少性、年代などを総合的に評価して価値をつける必要があるからといえます。時代背景に詳しい鑑定士なら、より高い価値を提示してくれることもあるでしょう。
遺品買取を検討する方は、買取業者の公式サイトを確認し、在籍するスタッフの経歴やスキルを把握してから利用しましょう。
まとめ
本記事では、遺品買取に該当する品の紹介や、買取のポイントについて紹介しました。
遺品買取はジャンルが幅広いため、お手持ちの遺品が取引の対象になる可能性も十分考えられます。
しかし、買取業者の中には悪質なサービスを提供している店舗もあるため、騙されないように自衛する必要があります。
遺品買取をご検討中の方は、専門店に依頼して、損してしまわないように取引を進めましょう。
こたろうでは、骨董品査定に加えて、遺品買取やご相談にも一部対応しています。無料鑑定にも対応しているため、気軽に相談してみてください。
詳しい情報は下記から確認できるため、興味がある方は無料相談から利用してみることをおすすめします。