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金貨の価値を決める3つの要素とは?代表的な種類や高く売るコツ

   

まばゆい光を放つ金貨。実物を手にしたことなくとも金貨のパッケージをしたチョコレートは、どなたにも馴染みがあると思います。また、映画「パイレーツ・オブ・カリビアン」などの欧米の物語では、金貨がその希少性のために、登場人物が追い求めるものとして、物語のキーとなって登場してきます。現在、金貨は金地金の取引価格上昇とともに注目を集めています。こちらのページでは、金貨の価値を決める要素や保管方法、さらにご売却のアドバイスについてご案内いたします。

金貨の価値を決める要素1 金貨の種類


まずはじめに、現在手にすることができる金貨のタイプをご紹介します。お手元に金貨がありましたら、まずこのタイプをご確認ください。


●地金型金貨
地金型金貨は、金の純度が非常に高く、一般的には金の純度が99.9%(いわゆる24金)以上であり、いわゆる純金としての価値、投資対象として非常に人気があります。
各国の造幣局で鋳造、流通されており、品位や重量が公的公平に保証されているものとなります。また額面価格があり、その国の通貨としても認められているものです。額面はあるものの、買取価格は金市場の地金価格によって変動し、決まるものとなります。

・代表的な地金型金貨

*メイプルリーフ金貨
メイプルリーフ金貨はカナダ王室造幣局で発行されている金貨です。この金貨はカナダの造幣局で製造され、国際的に人気があります。
金の純度が99.99%の高い純度であり、サイズは1oz、1/2oz、1/4oz、1/10oz、1/20ozの5種類があります。
メイプルリーフ金貨は表面にカエデの葉(メイプルリーフ)のデザインが刻まれており、毎年新しいデザインで発行されています。
流通量は世界一といわれており、発行年が刻印されているためコレクション対象としても人気があります。

*ウィーン金貨
オーストリア造幣局発行、オーストリア政府が品質を保証する法定通貨です。純度は、99.99%。サイズは1oz、1/2oz、1/4oz、1/10ozの4種類です。
ウィーン・フィルハーモニー管弦楽団の楽器を描いてあることが「ウィーン金貨ハーモニー」「ウィーンハーモニー金貨」などとも呼ばれています。

*バッファロー金貨
アメリカ合衆国造幣局(アメリカ合衆国造幣局)によって発行され、純度が99.99%です。サイズは1oz、1/2oz、1/4oz、1/10ozの4種類です。
表面には先住民のインディアン、裏面にはバッファロの美しいデザインで知られています。

*パンダ金貨
中国造幣公司より1982年から毎年発行されている金貨で、金の純度は99.9パーセント以上です。サイズは1oz、1/2oz、1/4oz、1/10ozの4種類です。
表面にはジャイアントパンダで毎年デザインが変わります。裏面には北京天壇がレリーフさています。発行年によってはデザインや発行枚数の違いがあるため、コレクション対象としても人気があります。

これらの他に南アフリカ共和国のクルーガーランド金貨、イギリスのブリタニア金貨、オーストラリアのナゲット金貨があります

    

●収集型金貨
主に貨幣コレクター、貨幣愛好家の間で、収集および研究の対象となる貴重な金貨です。
一般的に、収集型貨幣はその金の価値よりもその歴史的、文化的、美術的な要素に重点を置いています。収集型金貨は発行数や特定の歴史的な出来事に関連しており、価値を高めてます。デザイン、鋳造技術、銘刻、刻印、希少性、歴史の背景、保存状態など、様々な要素が価値に影響を与え、額面や相場価格よりも高く取引される場合もあります。
古銭としてのジャンルに含まれる日本の大判・小判や一分金・二朱金などもこちらに相当します。

・代表的な収集型金貨

*イーグル金貨
イーグル金貨は、以前アメリカで発行されていた10ドル金貨の事でしたが、現在では1986年から発行されているアメリカ合衆国の地金型金貨の事を指します。
純度91.67%で、サイズは1oz、1/2oz、1/4oz、1/10ozです。

*ソブリン金貨
イギリスの1ポンド金貨の名称で、ソベリン金貨とも呼ばれます。イギリスが金本位制度を採用した1816年から1917年まで国内流通用の貨幣として製造・発行されたました。その後、1974年から現在まで発行されるようになっています。現在も1ポンドの法定通貨ですが、金の純度は91.6%です。発行年数が長く、現存数は多いため、一部を除き、基本的には収集価値が低いものです。

*キャット金貨
1988年から2012年まで英国王室属領マン島では、通称「キャットコイン」と呼ばれる猫をデザインした金貨が毎年発行されていました。

これらの他にフランスのナポレオン金貨、中国の十二支金貨があります。

   

●通貨型金貨
現在、主に記念金貨として発行されるのが通貨型金貨です。額面と同じ価格で取引されるのが、その特徴です。
基本的には、金の含有量や金市場の相場変化は金額に影響しないものとされますが、発行数が少なく、希少性の高い金貨にはプレミアが付く場合もあります
さらに近年では地金としての価値が、額面を大きく上回ることも起きていますが、日本では貨幣損傷等取締法があり、鋳つぶして金地金として流通させることは法令違反となります。

・代表的な通貨型金貨

*皇太子殿下御成婚記念5万円金貨
1993年(平成5年) 9月9日発行。額面は5万円で、18gの純金です。

*天皇陛下御即位記念10万円金貨(現・上皇様上皇后様御即位)
1990年(平成2年)4月10日発行。額面は10万円で、30gの純金です。

   

金貨の価値を決める要素2 金相場

   
近年の金相場は上昇傾向にあり、過去10年で倍ほどの価値に高騰しています。地金型金貨に代表されるように、金貨の価値は金相場に左右されることが多くなっています。
また、その相場は収集型金貨や通貨型金貨であっても、大なり小なりの影響は受けている現状があります。金の相場自体は世界経済の状況や需給のバランスによって日々変化しており、同じ金貨であっても買取してもらえる店舗や売るタイミングによって提示価格が異なることがあります。
特に、地金型金貨は投機型要素が強いため、その売買をされる方は金相場の把握が必要となります。

    

金貨の価値を決める要素3 保存状態

   
一般の骨董品や美術品の価値を決める要素と同じですが、金貨の価値は保存状態によっても左右されます。
金貨の価値を損なわないよう、適切に保管する必要があります。特に、ケースに入れられて販売されていたものは、そのの開封せずに保存しておくことが良いでしょう。
日本の記念金貨はほとんど「ブリスターパック」と呼ばれる包材に密閉されています。こうした未開封の状態のものは開封された状態のものより価値があるものとされています。
基本的には、できるだけ空気や日光に触れさせないようにすること、さらに金貨同士が直接ぶつかることがないようにして保存することが大切です。

     

金貨の価値を損ねず高く売るコツ


それでは最後に、金貨の価値を損ねず高く売るための方法をご紹介します。
すでに金貨をお持ち方、これから売買してみたいとお考えの方にお役立ちいただける情報をご案内します。


●金相場の高いタイミングで売却する
金相場の上がったタイミングで売却することで、より利益を上げられる可能性は高くなります。 とりわけ地金型金貨は地金相場そのものと言えるほど大きく影響を受けます。
収集型金貨や通貨型金貨であっても、地金相場の影響が少なからずありますので、金相場は注視していたほうが良いと思います。

●付属品も大切に保管する
専用のケースや証明書がないと、買取価格が下がる可能性があります。記念硬貨や限定販売の金貨は特に付属品の有無が、買取業者が重要視するポイントなります。

●無理に磨かない
光り輝く金貨ですが、過度なメンテナンスは金貨の価値を下げる場合があります。収集型金貨の場合は表面の汚れを取り除くと、希少価値が下がる可能性があります。
美しさを保ち、変色を防ぐためには、金貨一枚一枚をケースや袋に入れて、金庫での保存が望まれます。金貨を確認する場合には手袋を使用することをお勧めします。

     

金貨のタイプで価値を見極め 手放すときはタイミングを重視して


もし、今現在、金貨をお持ちでしたら、上記でご紹介したようなどのタイプの金貨に相当するか、調べましょう。
その価値を見極めた上で、ご売却をお考えでしたら、金相場の変動を見極め、都合よいタイミグでのご売却をお勧めします。
ほとんどの買取業者で金貨は、店頭買取、出張買取、宅配買取での対応をしてもらえます。

  

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