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売れない古銭はどうする?主な種類と処分方法、価値を高める要素

 

ご親族の遺品を整理していると、意外に多く見られているというのが、古銭です。時代劇で見るような、特に江戸時代から大量に穴開きの通貨が流通しており、庶民の経済の中では必須のもとなっていたからです。こうした穴開きの古銭を麻紐などを通してまとめて保管していた例が多く見られます。
今回はこうした古銭の種類とその処分、売却方法についてご案内いたします。

 

古銭の主な種類

広義で古銭とは、古代から近代にかけて発行された硬貨や紙幣、銀行券のことを指します。額面通りの価値の古銭もあれば、骨董品として希少価値の高aい古銭もあります。日本において古銭という言葉は特に江戸時代以前に発行・流通していた硬貨や小銭を指し、一般的に現在では流通していない硬貨を古銭と呼ぶことが多いようです。細かく見ていくと弥生時代や奈良時代に鋳造された銅銭、平安時代の貨幣、戦国時代の金銀貨、江戸時代の銅貨や銀貨などが含まれます。ただし、専門の古銭商が販売買取している古銭・貨幣では、明治時代以降現代まで流通・使用可能な貨幣も含まれています。

◆古銭の主な種類

 

.穴銭
・5円玉や50円玉のように穴が開いた貨幣
・寛永通宝や和同開珎など
2.古金銀
・金貨や銀貨の総称
・慶長一分判金、元禄一分判金、丁銀など
・古いものではないが、金貨・銀貨・プラチナ貨などもあり、素材の価値で高値となります
3.大判小判
・大判や小判のことを表し、大判と小判は別々の貨幣
・天正大判、慶長小判など
4.地方貨
・一部の地域内で流通していた貨幣
5.記念貨幣・記念コイン・記念硬貨
・イベントや記念行事などに合わせて、国が限定発行した貨幣
・記念金貨、記念銀貨など
6.外国貨
・中国など、海外から持ち込まれた貨幣

 

※上記は主に古銭商などで一般的に売買可能な古銭の種類を上げています。
その他、造幣局などで製造後の検品から漏れて流通したエラーコインなども売買されています。

 

売れない古銭の処分方法
「祖父の遺品に古銭がある」「蔵から古銭がみつかった」
では、お手元に古銭がある場合、どのような処分・換金ができるのでしょうか。以下の手段を検討しましょう。
場合によっては、廃棄も選択肢になる と思います。古銭を処分することは自体は違法ではありませんが、特に現行の貨幣として流通しているものは、変形させたり、溶かして地金に戻したりする加工を禁止する法律がありますので、注意が必要です。

【参考】財務省:よくある質問「硬貨に穴を開けても良いですか」
URL:https://www.mof.go.jp/faq/currency/07ag.htm

●銀行や郵便局で換金する
旧紙幣や旧硬貨は銀行や郵便局で換金できます。ただし、兌換銀行券など一部の古い貨幣の場合は換金できない可能性もあるため、事前にチェックしておくことが必要です。

●買取業者に査定を依頼する
古銭の価値を知るためにも、古銭商や不用品買取店に査定を依頼することがオススメです。レアで希少価値が高い古銭の場合があり、古銭市場での相場をもとに適正価格を提示してもらえる可能性があります。買取専門店やリサイクルショップなどに相談しましょう。本物/偽物、レプリカ品などの判定、見分け方 比較の仕方なども教えてもらえる場合があります。

●ネットオークションなどで売却する
不要になった古銭はネットオークションで売却することもできます。ネットオークションによっては、売上手数料や梱包代などの費用がかかる場合もあるので、落札された値段からすると利益が残らないということがあるかもしれません。
なお、貨幣は配送の際に郵便法に触れてしまう可能性があることが注意点です。
現行で流通している日本の貨幣は現金書留のみで送ることが可能です。ただし、賠償額は額面となります。
その他、外国紙幣、外国貨幣および現行の貨幣ではない古銭については、現金書留で送る必要がありません。

●ゴミとして捨てる
どうしても廃棄したいという場合であれば、古銭はゴミとして捨てることができます。硬貨であれば金属として分類されるため、燃えるゴミではなく、自治体の区分により不燃ごみまたは資源ゴミとして分別して処分することになります。

【参考】こたろうホームページ
「骨董品はどのように処分すれば良い?無駄にしない有効な整理方法」
https://kotto-kotaro.com/news/detail/kottousyobun/

 

古銭の価値が高くなる要素
それでは古銭の価値を見極めるためにはどのような点に注意が必要なのでしょうか。主に、以下3つの視点で見ていけば良いと思われます。買取金額が高値となるポイントですので覚えていて損はありません。

●希少性
基本的には発行枚数・流通量、および古いものでは現存数という希少性によって価値が決まります。希少性は古銭の価値を左右する大切な要素です。古銭市場に出回る数が少ないほどプレミアとなり高い価値となります。限定的に発行されたもの、特定の時期での新規発行やデザイン変更、地域でのみ限定的に使用されたものなどが、希少性の一つで人気が集まります。
特殊な例ですが、上記でご紹介したエラーコインは希少なものです。ちなみに、お札・.紙幣については記載された番号が1のみだったり、同じ番号が並んだゾロ目なども価値が上る要素です。

●保存状態
保存状態も古銭の価値を決める大切な要素です。古銭は主に金属ですので、大きな損傷が生じるリスクは少ないのですが、サビ・腐食によって劣化しやすいものと言えます。当然、綺麗で発行時の姿に近い保存状態が良い方が価値は高くなります。傷が少ないもの、細部まで鮮明なものなどが、良い保存状態のものとなります。

●歴史的価値
古銭の歴史的背景は価値に影響します。特定の歴史的な事件や有名な人物と関連する古銭は価値が高まりやすいものと言えます。古くは、日本で最初の通貨として製造された和同開珎があり、近年では天皇陛下御即位記念として鋳造された金貨などがあります。ご自身で古銭について情報を調べていただくと、付加価値がつくかもしれません。

 

 

古銭の保管方法
先に記しましたが、古銭の多くは金属です。そのため、古銭を保管する際は、空気や湿気、紫外線などから守ることが大切です。たとえ汚れていても、洗浄剤などを使用することは古銭が損傷したり摩耗したりしてしまう可能性があります。水洗もサビの原因となりますので古銭は洗わないでください。手入れは柔らかい布で拭く程度としてください。古銭は保存状態によって価値が変わってくるため、現状の維持・保管に留意が必要です。
以下では、オススメする保管方法をご紹介します。

 

●コインホルダーで保管する
フィルムが貼られた白い台紙に古銭を挟んで閉じるものがコインホルダーです。コインホルダーは手軽に購入でき、さまざまなサイズや種類があるものです。保護材を2つ折りにして古銭をはさみ、ステープラーで止めるタイプやシールで貼り付けるタイプなどがあります。安価で手軽のため、多くのコレクターが使用している一般的な保管用品です。

●コイン専用アルバムで保管する
手元にある古銭の枚数が多い場合には、コイン専用のアルバムで保管する方法がオススメです。
コイン専用のアルバムは整理して一覧しやすいように保管できる優れた保管用品です。
コインアルバムは4-5cm四方の小さなポケットが台紙に取り付けられています。上記のコインホルダーに古銭を入れた上で、さらにコイン専用のアルバムのポケットに入れて保管する方も多くいます。

●コイン専用のカプセルで保管する
円形または正方形のプラスチックケーズがコイン専用のカプセルとして販売されています。
これを用いると、古銭のサイズに合わせて固定した状態で保管することもできます。保管する古銭が少ない場合や初心者の場合でも使いやすい保管用品です。保管する際は、上下に動いてしまうことを防ぐために、サイズが合ったものが必要であり、また、小さいサイズのケースに無理に入れると古銭が傷つくことがあるためサイズ選びは慎重に行うことが必要です。

※その他として、古銭商の販売品や造幣局が新規発行する硬貨は、ビニールシートで密閉したブリスターパックが用いられることが多くなっています。これは入手したそのままで安全に保管できる便利なものです。

 

手元の古銭はどうしよう! 売れない不安はこれで解決!
以上で、お手元にある古銭の処分・売却方法や保管方法についてご紹介しました。
ただし、実際はご自身で古銭の価値を判断することは難しいものと思います。こうした場合には、古銭商や買取業者に査定を依頼することがよいでしょう。骨董品買取こたろうでは古銭の買取を強化しています。

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