茶道具
茶道具 五郎左衛門 銚子 呉杉堂 純銀吹雪棗 一鶴斎 純銀菓子器 茶道具/燗鍋・銚子 棗・雪吹 菓子器の買取実績
当社ホームページよりLINEでお問い合わせいただいたお客様です。お父様の遺品で、趣味で収集されていたものですが、ご依頼のお客様は作品の詳細は不明とのことでした。LINE査定でご依頼のお品物は鋳造の燗鍋/銚子でした。写真確認後、査定額を電話で連絡したところ、他にも査定希望のお品物があるとのことで、出張買取させていただきました。
査定のポイント
当初の査定希望のお品物は、茶懐石などで日本酒を温める時の燗鍋/銚子で、茶道具の釜を制作する釜師・15代大西清右衛門・浄心による書付があり、鑑定がされた作品で「享保」時代で「五郎左衛門」作との記載があります。
それによると、このお品物の作者は、江戸大西家の初代・定林五郎左衛門になります。胴には糸目をめぐらし、梅花模様を散らしており、蓋には鷺の摘みがつけられているものです。
●江戸大西家
二代大西清右衛門浄清は、古田織部に随い次男の定林と共に江戸に下り、以後京都と江戸を往復し、明暦二年(1656)幕府御用釜師となりました。その後、浄清の次男の定林が、江戸に定住し江戸大西家の初代となり、引き続き幕府御用釜師となりました。
その他、呉杉堂・純銀吹雪棗、一鶴斎・純銀菓子器なども合わせて、査定させていただき、提示させていただいた買取金額でご納得の上、お引取いたしました。
鑑定士より一言
今回、LINE査定でお送りいただいた写真から箱の裏側に書付があることがわかりましたが、これは作品の内容を確認し、解説したものとして大切な役割があります。また、誰が書いたものかということも大切で、今回のお品物は、子孫が祖先の作品について書付を残したもので、一般的には信憑性の高い情報となります。お持ちのお品物で、こうした書付があるものは高価買取の可能性が上がりますので、内容不明の場合でも、写真を添えてお気軽にご依頼をしてください。