茶道具
十代三輪休雪 茶道具/萩焼 茶碗の買取実績
お父様の遺品整理をしたいということで、当社ホームページをご覧いただき、
ご依頼者様からお声かけ頂きました。
お父様が1番大切にされていたという萩焼の人間国宝・十代三輪休雪の茶碗をはじめ、
その他の茶道具類をお譲り頂きました。
査定のポイント
十代三輪休雪の茶碗を始め、どちらの作品も非常に状態が良いものでした。
三輪家の代名詞となる「休雪白」と呼ばれる白い釉薬を用いた作品で
表千家十三代即中斎の箱書きもある、とても素晴らしい作品でした。
この茶碗では、割れや欠けが無いのはもちろんのこと、
使用に伴う貫入のあともなかったです。
箱の汚れが気になりましたが、総じて良い状態でしたので、
大切にされていたことが伝わってきました。
●十代 三輪休雪(三輪休和)
1895年 山口県阿武郡に、旧萩藩御用窯三輪家九代雪堂の二男として生まれる
1911年 江戸千家流の茶道、宝生流謡曲の稽古を始める
1927年 父の隠居に際し、三輪窯十代を継承して休雪と号す
1942年 川喜田半泥子、荒川豊蔵、金重陶陽と「からひね会」を結成する
1943年 技術保存法指定作品山口県認定委員を命ぜられ、技術保存法による指定を受ける
1956年 山口県指定無形文化財保持者に認定。
1959年 萩焼陶芸会会長に就任。
1967年 紫綬褒章受章。休雪を弟・節夫に譲り、隠居後は休和と号する
1970年 人間国宝・重要無形文化財「萩焼」保持者に認定。
1972年 萩市名誉市民
1973年、勲四等旭日小綬章を受賞。
1981年 逝去
鑑定士より一言
この度はご縁頂きありがとうございました。
ご親族が大切に守ってきた遺品を丁寧に査定させていただきました。
お譲りいただいた茶道具類はしっかり橋渡しをさせて頂きます。
この度はありがとうございました。