茶道具
加藤孝造 茶道具/志野 水指の買取実績
以前、お買取させていただいたお客様から、再度査定のご依頼をいただきました。
ご自宅にあるコレクションを改めて整理したいとのことでリピートしてくださいました。
お品物ご持参で当社福岡店までご来店いただき、提示させていただいた査定額に
ご納得のうえお譲り頂きました。
査定のポイント
茶道具類をご持参いただきました。
ご持参いただいた水指は、「瀬戸黒」と呼ばれる深みのある黒が特徴の
陶器を伝統的な技法で作り、ぬくもりと気品にあふれた作風が評価された
人間国宝の加藤孝造の作品です。
昨年お亡くなりになった美濃陶で有名な陶工でもあります。
白雪を思わせるとても美しい色をした志野釉の水指で
古陶を思わせる大きさがあり、とても迫力のある作品でした。
未使用品ということで保管状態も良い作品でした。
●加藤孝造
1935年 岐阜県瑞浪市生まれ。
1951年 岐阜県立多治見工業高校を卒業後、岐阜県陶磁器試験場に研究生として入る。
1953年 荒川豊蔵に師事し学ぶ。
1970年 多治見市星ヶ台に築窯
1972年 可児市久々利平柴谷に穴窯と登窯を築く。
1995年 志野・瀬戸黒で岐阜県指定重要無形文化財に認定。
2010年 「瀬戸黒」で重要無形文化財技術保持者(人間国宝)に認定。
2023年 4月17日永眠。
鑑定士より一言
大切にコレクションしていた作品をこの度お譲り頂きました。
必ず大切にしてくださる方へ橋渡し行って参ります。
この度はありがとうございました。