日本画・掛軸
斎藤真一 絵画 版画・銅版画 陶器の買取実績
先日ご縁をいただいたお客様より追加のご依頼で再度訪問させていただきました。前回の訪問では何社かに見積もりを取った後、こたろうの査定の提示にご満足いただけた様子でした。お聞きしたところ査定額にかなりの開きがあったようで、こたろうの確かな目利きににご安心されたとの事でした。
せ下さい。
査定のポイント
今回のご依頼品は前回と同様の絵画および陶器の作品で、その中の一つに斎藤真一の作品がありこちらは高額のご提示となりました。斎藤真一は本来油彩画の作者ですがこのたびの作品は銅版画作品となり希少性も高く入手困難な作品です。
現在市場では直筆の油彩画はしばしば流通していますが評価の高い瞽女(ごぜ)シリーズの作品はなかなか見かけることはありません。本作品は「瞽女」を題材に4場面からなる作品となり、高い評価となりました。
鑑定士より一言
版画技法のひとつに銅版画(エッチング)がありますが細かく見ていくとメゾチント、アクアチント、ドライポイントなど実に様々な制作工程の違いがあります。
昔は印刷技術も進んでいない頃、西洋では植物辞典などの絵には銅版画を用いて作られていた時代があります。ボタニカルアートと呼ばれ植物の細かな描線など忠実に表現できる方法として多用されてきました。
日本では木版画は比較的馴染みがあり、かつては正月の年賀状など自身で版木を彫刻刀で彫って作っていたものですが現代では見かけることが少なくなりました。いずれの版画技法にせよとても細かな作業を要し、時間をかけて制作、完成させなくてはなりません。
現代の印刷技術も大変ありがたいものではありますが古くから伝わる伝統技法の味わい深い作品も捨てたものではありません。ぜひ皆様方にも版画作品の素晴らしさを感じていただけましたら幸いです。
こたろうではさまざまな版画作品を高価にてお買取させていただいておりますのでぜひ一度お気軽にお問い合わせ下さい。