日本画・掛軸
生田花朝女 日本画・掛軸/色紙 短冊の買取実績
当社ホームページを御覧いただき、お問い合わせのお電話をいただきました。
お持ちの絵画をご来店で査定のご希望でした。
ご予約の上、作品をお持ちいただきました。
査定のポイント
お客様のお持ちいただいた作品は、
先代のお母様が大切にされていた物故の日本画家 生田花朝女の作品でした。
愛好者だったとのことで彼女の色紙や短冊など数十点を
わざわざ当店までお持ちくださいました。
その中で花朝女の師であった菅楯彦の掛軸も有りました。
二重箱入りで保存状態のすこぶる良好な物でした。
高額にて買取させていただき、たいへんよろこんでいただきました。
●生田花朝女
明治22年 0才 11月22日現在の大阪市天王寺区に生れた。父生田南水。
明治30年 8才 この頃から家学としての俳句を父南水に、漢学を藤沢黄波、国学を近藤尺天に学んだ。
明治45年 23才 菅楯彦に入門。又北野恒富に学ぶ。
大正14年 36才 「春日」6回帝展初入選。
大正15年 37才 「浪花天神祭」7回帝展特選。
昭和 2年 38才 「四天王寺曼荼羅」8回帝展、無鑑査出品。
昭和 6年 42才 「閑窓」12回帝展。
昭和 8年 44才 「観漁亭」14回帝展。
昭和 9年 45才 「遠つ飛鳥の里」15回帝展。
昭和14年 50才 「春日の巫女」3回文展、無鑑査出品。
昭和16年 52才 「麻須良多家乎爾美伎多氐麻都流」4回文展、無鑑査出品。
昭和21年 57才 帝塚山に画室竣工。
昭和27年 63才 大阪市民文化賞受賞。
昭和33年 69才 「鑑真和上来朝」第1回日展。
昭和34年 70才 「薬師寺花会式」第2回日展。
昭和35年 71才 「遅日」第3回日展。
昭和36年 72才 「太陰女」第4回日展。
昭和37年 73才 「だいがく」第5回日展。
昭和38年 74才 「春昼」第6回日展。
昭和39年 75才 「住吉大社御田植」第7回日展。
昭和40年 76才 「極楽門の春」第8回日展。
昭和42年 78才 「宵官」第10回日展。
昭和43年 79才 「十日戎」第11回日展。勲四等瑞宝章受領。
昭和53年 没
鑑定士より一言
ご親族が大切にお持ちになっていた品物の査定に付きまして
こたろうではお品物の作者や由緒など、詳細にお調べして
査定額を出させていただいています。
美術品は美術品・骨董専門のこたろうにお任せください。
この度有難うございました。