日本画・掛軸
川邉御楯 日本画・掛軸の買取実績
当社ホームページをご覧いただき、ご依頼者のお父様の美術品ご整理のご要望で、
お問い合わせをいただきました。
後日、ご依頼者様のお宅をお訪ねし、数十点の作品査定買取りさせていただきました。
その中で、先代のご遺品の中ひときわ立派な箱に収納されていたのが、
川邊御楯の作品「義経図」です。
査定のポイント
川邉は江戸末期から明治時代に活躍した、狩野派の流れをくむ画家です。
大和絵の技法による武者絵を得意とし、大名家などへ作品を収めていました。
今回の作品も大変風格ある仕上がりで、皇室下賜品(皇室より贈られた品)の
一筆書が同封されていました。
次の世代に繋げていきたい逸品です。
●川邊御楯
天保9年 筑後国(福岡県)柳川藩に生まれ
嘉永2年ごろ,久留米藩の絵師三善真琴に入門,のち師と共に狩野派から土佐派に転向した。
また平田篤胤門の西原晁樹に国学と有職故実を学ぶ。
幕末は国事に奔走した
明治 1年 藩命により上京,太政官に出仕する。
明治 3年 神祇少禄官,7年伊勢神宮権禰宜となる
明治10年 公職を辞し以後画業に専念。
「新田義顕血戦図」(宮内庁蔵)など,東洋絵画会,日本美術協会で活躍した。
明治38年 逝去
鑑定士より一言
代々大切に伝えられたお品をお譲りいただきありがとうございました。
作者は現在有名ではありませんでしたが、丁寧に鑑定の上、評価させていただきました。
美術品のご整理ご要望は、こたろうまでお願いいたします。
この度はありがとうございました。