今村紫紅　日本画・掛軸の買取実績

今村紫紅は36歳で早逝した日本画家で、独自の大胆な画風で後進の画家に影響を与えました。
今回の「大井川」は、南画風に縦長構図を生かして人物を配し、
川渡りの様子を洒脱に描写しています。
同画題の1913年作品が豊田市美術館に収蔵されており、
習作に近い一品となります。

●今村紫紅
1880年　神奈川県横浜市に生まれる
1897年　上京、松本楓湖に師事
1898年　日本美術協会秋季展で初入選
1899年　第7回日本絵画協会第2回日本美術院連合絵画共進会に初出品し褒状2等
1900年　紅児会に参加
1907年　日本美術院研究所に滞在し同地で制作
1912年　第6回文展で2等賞
1914年　インドに旅行、再興日本美術院経営同人となる。赤曜会を結成
1916年　東京都で死去

長く収納されていたため若干のシミが見られましたが、
作品数の少ない作家である点も考慮して評価させていただきました。
収納されたままのご遺品などで、掛軸や絵画がありましたら、
こたろうまでお問い合わせくださいませ。まずは作品無料査定をいたします。
この度はありがとうございました。