日本画・掛軸
柳原白蓮 日本画・掛軸/和歌 書の買取実績
ご実家のご遺品を整理された際にあった掛軸を来店でお待ちこみいただき、
お買取りした作品の中に女流歌人・柳原白蓮の軸装短歌がありました。
お母様が書や短歌を嗜まれていたとの事で、白蓮を贔屓にしていたそうです。
査定のポイント
柳原白蓮(1885-1961)は大正から昭和にかけて活躍した女流歌人で、
その波乱に富んだ生き様から生まれる作品が多くの女性の共感を呼びました。
今回の作品は掛軸に仕立てられていますが、美しい料紙の直筆作品として
しっかりと評価いたしました。
〜 ひそやかに むかしを語る 草もあり
わがつま先の 紅の花 〜
●柳原白蓮
1885年 明治18年東京生まれ
大正天皇の従兄弟
15歳で結婚するも離婚を経て、東洋英和女学校を卒業、佐佐木信綱主催の短歌会に入門。
1911年 九州の炭鉱王 伊藤伝右衛門と結婚するが、駆け落ち事件で社会的記事になる。
戦後、平和運動にも関わる。
1961年没
鑑定士より一言
明治から昭和期の和歌や短歌作品も作家によって美術品としての流通価値がございます。
紙作品の為、折れやしみ等いたみが出やすいので定期的に状態確認が必要です。
ご整理希望のコレクションがありましたら、お気軽にこたろうまでお問合せくださいませ。