日本画・掛軸
清水公照 日本画・掛軸/墨画貼り絵屏風の買取実績
当社ホームページをご覧いただき、御先代様のご遺品整理
で訪問査定のご依頼をいただきました。
当社にて査定、お買取りした絵画、工芸作品の中に
昭和・平成時代の東大寺僧侶・清水公照のユニークな屏風作品がありました。
査定のポイント
奈良東大寺の管長として知られる清水公照は書画作品等を多く残しており、
可愛らしい地蔵様像が現在でも人気があります。
小型屏風に仕上げられた今回の作品は、あまり飾られる機会がなかったそうで、
傷みのない肉筆作品として評価いたしました。
●清水公照
1911年 兵庫県生まれ
1927年 東大寺塔頭宝厳院に入寺。
1937年 東大寺塔頭龍蔵院、同上生院住職
1946年 東大寺塔頭宝厳院住職
1959年 東大寺勧学院院長
1971年 大仏殿大屋根昭和大修理のため活動を始める。
1975年 華厳宗管長、東大寺第207世別当就任
1978年 東大寺第208世別当に再任
1980年 大仏殿の昭和大修理が完成し、落慶大法要を行う。
1981年 別当を引退し、東大寺長老。仏教伝道文化賞受賞。
1999年 死去。
鑑定士より一言
まるで子供の絵の様な自由闊達な作風が楽しい今回の作品ですが、
その由来として幼稚園園長時代に子供たちの作る絵や細工に
触発された「泥仏」創作エピソードがあります。
古びる事なく眼を楽しませてくれる作品をお譲りいただきまして、
誠にありがとうございました。
こたろうは、お客様の作品をしっかりと次世代へ引き継いでまいります。