日本画・掛軸
川端玉章 絵画/日本画 掛軸 の買取実績
お父様のご遺品整理でご用命いただき、LINEで写真査定の後、
出張買取をいたしました。
明治から昭和にかけての作品が多くある中に、川端玉章の掛軸作品がありました。
査定のポイント
川端玉章(1842-1913)は明治期の日本画家です。
京都の円山派に学び、東京で岡倉天心の東京美術学校で教鞭を取ります。
文展の審査員や画学校を開くなど後進の指導にも努めました。
今回の春景山水画は、流れるような素早い筆致と墨の濃淡を活かした作品です。
保管状態が比較的に良く、識箱(本人自題ではなく弟子の箱書)でしたが、
しっかりと評価しました。
鑑定士より一言
時代ある掛軸の評価を左右するのが、作品来歴を示す箱書きです。
作家本人銘による「共箱」が評価され、後の時代の関係者による
「識箱」がこれに次ぎます。
一級品になる程、誰の所蔵でどこから来たを示す来歴が揃っています。
古画は歴史的な価値が美術品評価に含まれると言えます。
お手元に時価評価が気になる掛軸がありましたら、
こたろうまでお気軽にお声掛けくださいませ。