西洋美術
エミール・ガレ 西洋美術/ガラス工芸 アール・ヌーヴォー ヒヤシンス文花瓶の買取実績の買取実績
当社ホームページの「エミール・ガレ 買取」ページをご覧になり、
東京都府中市のお客様よりお電話で査定の御依頼を頂きました。
内容を確認し、お客様のご都合に合わせて日程を調整の上、
後日御自宅迄伺いました。
査定のポイント
ご趣味で収集されたアール・ヌーヴォーの巨匠、エミール・ガレ(Émile Gallé)による
花瓶「ヒヤシンス文花瓶」でございました。
技法と芸術性: ガレの代名詞とも言える「多色被せガラス(たしょくきせがらす)」の
技法が用いられています。淡い黄色の素地に、ピンク色と茶色のガラスを重ね、
それを「カメオ彫り(酸化腐食彫り)」によって削り出すことで、
可憐なヒヤシンスの花と力強い葉の模様が立体的に浮かび上がっています。
色彩の妙: アンバー(琥珀色)がかった温かみのある背景色と、鮮やかなピンクの花、落ち着いた茶色の葉の色彩コントラストが非常に美しく、ガレらしい自然賛美の精神が表現された名品です。
状態とサイン: 制作から100年以上経過したアンティーク作品ですが、
目立つ傷や欠け(チップ)も見当たらず、保存状態は極めて良好でした。
作品下部には「Galle」の陽刻サインもしっかりと確認できました。
市場でも人気の高い植物モチーフであり、状態も素晴らしかったため、
相場を鑑み、精一杯の高額査定をご提示致しました。
●エミール・ガレ≪Émile Gallé≫とは
1846年 フランス・ロレーヌ地方のナンシーに生まれる。
父は陶器・ガラス器の製造販売業者。 哲学、植物学、鉱物学を修めた後、
父の工場でデザインと経営に携わる。
1878年のパリ万国博覧会で独自のアート・グラスを出品し注目を集める。
1889年、1900年のパリ万博でグランプリを獲得し、アール・ヌーヴォー(新しい芸術)を
代表する芸術家としての地位を不動のものにする。
「ナンシー派」の創始者として、ガラス工芸のみならず家具制作でも才能を発揮。
自然(特に植物や昆虫)をモチーフにし、ジャポニスム(日本趣味)の影響を
受けた詩情豊かな作品は、今なお世界中のコレクターを魅了し続けている。
1904年 白血病により58歳で死去。
鑑定士より一言
エミール・ガレをはじめ、ドーム兄弟(Daum Nancy)やルネ・ラリック、
ミューラー兄弟 など、アール・ヌーヴォー・アール・デコ期の
ガラス工芸品をご趣味で収集された想い入れのあるお品物でございました。
ご愛蔵の西洋アンティークを手放されるにあたり、数ある買取店の中から
専門知識を持つ弊社をお選びいただき光栄です。
お客様が注がれた愛情を受け継ぎ、その価値を正しく理解してくださる
次の収集家様へ、私どもが確実にお繋ぎいたします。
この度は素晴らしいご縁を頂きまして有難うございました。





