茶道具
陶器/香炉 銀製置物の買取実績
二代諏訪蘇山
買取エリア
大阪府阪南市
昨年末に電話にて査定の問い合わせがあり、新年年明けに査定にお訪ねしました。
主なお品物としては、陶器や漆器、銀製置物、アクセサリーで、当初のご連絡では亡母さまの遺品整理とのご依頼でしたが、詳細を拝見すると腕時計など亡父さまの遺品もあるようでした。
ご依頼者さま自身はお品物につきましては、全く価値がお分かりにならないとのことで、それぞれの内容をご説明しながら、買取金額を提示させていだだきました。
査定のポイント
今回。査定させていただいたもののなかでは、二代諏訪蘇山の香炉が目を引くものとなりました。諏訪蘇山は現在で四代目となっている窯元で、代々青磁を得意としています。二代諏訪蘇山は女性陶芸家で、いまでこそ女性陶芸家はたくさんいますが、襲名した大正時代は稀有な存在だったものと思われます。
本品も青磁で天青と呼ばれる澄んだ青色の釉薬で中国陶磁を写したものであり、たいへんきれいな色に発色しています。さらに、この火舎/ホヤは京都の松興堂という銀器の工房が製作した純銀製のものが添えられています。経時変化で銀の色がくすんでいますが、磨きをかけると、元の輝きを取り戻すでしょう。
銀製の火舎が付属している香炉は高値査定となるものが多くあります。
●二代諏訪蘇山
1890（明治23）年～1977（昭和52）年
2代諏訪蘇山は初代諏訪蘇山の弟・好直の次女として石川県金沢市に生まれ、初代の養女となる。本名・虎子。
1922（大正11）年、2代諏訪蘇山を襲名。
鑑定士より一言
基本的には査定ご希望のお品物の内容や価値が不明な場合は、事前に写真をお送りいただいて買取の対象となるかどうか、ならびに買取金額の見込みを確認させていただいてからのご出張査定となります。ただし、こちらのお客様のように、内容や価値が不明なお品物ばかりでも、当社買取品目が概ね20から30点程度集まれば直接、ご訪問して出張査定させていただくケースもございます。お手数ですが、まずはどのようなお品物が何点くらいありそうか、ご確認の上、ご連絡いただければ、出張査定までの流れがスムーズとなります。
