人間国宝　金城次郎　陶器・磁器/壺屋焼　魚文鉢　七宝焼　掛軸の買取実績

査定におうかがいして見せていただいた中に、琉球陶器で人間国宝となった金城次郎の鉢がありました。傷などもなくとても保存状態が良いものでしたが、共箱が紛失のため、残念ながら減点ポイントでした。
他には、地元愛知県の画家・太田龍一の掛軸があり、少しシミがありましたが、二重箱付で完品の状態のため、高価にて買取させていただきました。
その他、七宝焼花瓶などおよそ十数点ほどのがありましたが一点ずつを金額提示するのが難しいため、合わせて金額を提示しましたが、すべてご納得いただける金額でお譲りいただきました。

●金城次郎
大正元年　沖縄県生まれ。　
大正13年、壷屋の名工新垣栄徳の製陶所に従事。　
昭和21年、36歳で独立。浜田庄司や河井寛次郎らの指導を受ける。　
昭和32年、国展国画会賞。昭和42年、沖縄タイムス芸術選奨大賞。　
昭和47年、読谷村字座喜味に登窯を築く。同年、沖縄県無形文化財保持者に認定。
昭和48年、国画会会員。昭和52年、現代の名工として表彰される。　
昭和60年、重要無形文化財(人間国宝)「琉球陶器」の保持者に認定。　
平成16年　死去　

遺品整理で査定をご希望の場合、ご依頼者様が購入したものではないので、お品物の内容はお分かりでないケースが多いとは思いますが、絵画・掛軸などで作者名が記載されているものがあると思います。その場合、当社にお問合いただく場合に、作品に記載されている作者名をお伝えいただければ、お買取の対象かどうかにつきまして調べることも可能です。
この度はご依頼いただきまして、ありがとうございました。