陶器・磁器
小野珀子 陶器・磁器/釉裏金彩壷の買取実績
先月、ご先代様が収集されていた有田焼と九谷焼などの作品を
お買取させていただきましたが、またのご依頼を頂戴しました。
今回も出張査定のご希望で、予定を調整してお訪ねいたしました。
査定のポイント
今回のご依頼作品は、九州・有田焼で知られている有田町の隣り
嬉野で作陶していた釉裏金彩で人気の陶芸家・小野珀子の壺でした。
大作で、なかなか入手困難の最上位作品で保存状態も良く、
小ギズなどありませんでした。
購入時の共箱も付き、高価にて買取させていただきました。
●小野珀子
明治28年 故・小野信吾(琥山)氏の長女として生まれる。
父が運営する琥山製陶所で、陶芸を学びます。
その後、故・加藤土師萌氏の釉裏金彩を見て衝撃を受け、その研究に取り組みます。
はじめは焼き上げると金箔がめくれるなど失敗が続きました。徐々に安定した技術を身につけ、
日本工芸会西部支部展で初入選します。
以降、国内の公募展で受賞を重ね、海外の美術館にも作品を納めています。
平成四年 佐賀県指定重要無形文化財「陶芸釉裏金彩」の技術保持者に指定。
平成八年 嬉野町にて逝去。
鑑定士より一言
こたろうでは、よく再度のご依頼を頂戴することがあります。
丁寧な説明と、適切なお買取額を提示させていただいており
ありがたいことに、ご信頼を賜るお客様が多数いららっしゃいます。
いつもこたろうにご利用いただき、ありがとうございました。