陶器・磁器
東城山一角 陶器・磁器/茶器 煎茶器の買取実績
実家の整理のため、当社ホームページをご覧いただき
名古屋店での来店査定のご予約をいただきました。
査定ご希望のお品物は、煎茶器一式を持ち込みいただきました。
査定のポイント
査定させていただいた、お品物は東城山一角の茶器揃いです。
東城山一角は碧南市西畑地区発祥の剛珍焼という焼き物を制作した陶工です。
あまり一般的には知られていない陶工ですが、作品が少なく、隠れた人気があります。
西端の土を生かした軟陶の楽焼で、主に園芸用の植木鉢を制作していましたが、
今回査定させていただいたような茶器も残しています。
箱にはシミや汚れがありましたが、中身はきれいで傷もありませんでした。
いろいろ説明し、お客様にすべてご納得いただける金額でお譲りいただきました。
●東城山一角(本名:角岡文雄)
生まれは明治の終わりか大正時代で未年の生まれ、とされている。
原爆手帳を持っていたので広島県の出身かも知れない。
没年は昭和60年ごろから平成5年ごろまでのどこか、とされている。
自分の窯を持たない流しの陶工であった。
自分で窯を持たないのは「東福寺・水野喜三郎」と似るが、
「東福寺」が制作場所を固定していたのに比べると、
西日本各地の窯元に身を寄せて窯元の仕事を手伝ったりしながら自分も作陶したと伝わる。
鑑定士より一言
陶芸家は一部を除き、一般的には名前が知られていないものと思います。
そのため、隠れた名品が残されている可能性があります。
陶磁器はご処分される前に、ぜひこたろうにご相談ください。
この度はありがとうございました。