陶器・磁器
十四代酒井田柿右衛門 陶器・磁器/有田焼 濁手 皿の買取実績
当社ホームページを検索していただき、お電話でお問い合わせを頂戴しました。
査定をご希望する美術品の点数が多かったので、直ぐに訪問日時を決めて
出張対応させていただきました。
お手元にある美術品のうち数点思い入れのあるお品はお手元に残して
その他、査定させていただいた全てをお買取させていただきました。
査定のポイント
比較的に柿右衛門で値段に伸び代があるのは十二代と十三代ではないでしょうか。
今回紹介するのは十四代の濁手で評価としては描き込みが少なく、サイズは小さいですが高く評価させていただきました。
サイズ、十分な書き込みがあれば100万円程の買取が可能な作家です。
柔らかな白い磁器の地肌に赤を中心とした鮮やかな色絵を描く有田焼の代表「柿右衛門様式」の伝承者として活躍しました。。
2001年には重要無形文化財「色絵磁器」に保持者認定。
●十四代酒井田柿右衛門
1934年 佐賀県有田町に十三代:柿右衛門の長男として生れる。(幼名:正)
1958年 多摩美術大学日本画科卒業後、十二代・十三代柿右衛門に師事し作陶技術を学ぶ
1982年 十三代の死去に伴い十四代:柿右衛門を襲名。十二代が復活させた「濁手」を発展させ草花を精緻に描く色絵に取り組む
2001年 重要無形文化財保持者(人間国宝)に認定
2005年 旭日中綬章受賞
2013年 78歳 没
鑑定士より一言
共箱の本人作「濁手」工房作「錦」では大きく金額は変わります。
錦となりますと評価は落ち着いた金額の相場感です。
十四代は正規鑑定機関がありますが、基本的に現場でお品物を拝見させていただき判断します。
共箱が有るのと無いとでは評価はかなり変わりますのでお持ちの方は一緒にしておくことをオススメします。
作者不明、置き場所がなく売却したい等お気軽に些細な事でもご相談いただければと思います。
この度はありがとうございました。