洋画
ルイ・イカール 洋画/銅版画の買取実績
弊社ホームページより、お客様から電話でのお問合せを頂きました。
お父様から継がれた絵画を整理を検討されているとのことで、
出張査定にお訪ね致しました。
査定のポイント
数十年前にお父様がご購入され、大事に飾られていた絵画との事でしたが、
近年は飾らず保管されていた作品で、ルイ・イカールの銅版画1933年作「スピードⅡ」です。
状態を確認したところ、ヤケは見られましたが、シミは目立つ場所にはない作品でした。
人気作でもある事から高値の査定金額をご提示させて頂き、
金額が他社よりも高かったとの事でご成約頂きました。
●ルイ・イカール
1888年9月12日 南フランス、トゥールーズ市に生まれる。
1905年(17歳) パリで絵はがき工房の仕事を得る。エッチングやリトグラフなどの技術を習得。
1912年(24歳) バルセロナで最初の個展
1913年(25歳) ワグラム画廊がイカールの作品をアメリカ合衆国に販売。
1914年(26歳) ゲント(ベルギー)の展覧会に出品、栄誉賞受賞
1918年(30歳) 第一次世界大戦が終わり、11月復員。
1920年(32歳) ファニー・ヴォルメールと正式に結婚。シモンソン画廊で油彩画の個展。
1922年(34歳) ニューヨークの百貨店の画廊ベルメゾンで個展。
1923年(35歳) アメリカ合衆国内の個展巡回のためフィラデルフィアへ。
1927年(39歳) レジオン・ドヌール5等勲章受章。
1932年(44歳) ニューヨークのメトロポリタン画廊で油彩画の展覧会。
1933年(45歳) デュマ・フィス作「椿姫」のポスター制作。
1940年(52歳) ドイツ軍侵攻をテーマにした連作「エクソダス」を制作。
1944年(56歳) パリ解放とともに版画制作再開。
1950年(62歳) 12月30日モンマルトルの自宅で死去。
鑑定士より一言
版画は白い紙を使用することから、日光に当たると変色が生じてしまいます。
予防として、紫外線をカットするアクリル板を使用することで
ある程度の対策が可能となります。
まだ飾っておきたいとお考えでしたら、こうした対応で作品の価値が維持できます。
この度はありがとうございました。