洋画
田中阿喜良 絵画/油彩画の買取実績
当社ホームページに掲載のライン査定ボタンからご依頼いただきました。初めてのお客様で、画像をお送りいただいたき、買取対象のお品物でしたので、出張査定させていただきました。
お祖母様の遺品で、元々、お祖母様の実家に飾ってある作品で、ご依頼主様の方では詳細不明の絵とのことでした。
査定のポイント
今回査定させていただいた作品は、大阪出身の洋画家で田中阿喜良の油彩画です。寸法は30号で、額縁を含め縦約70㎝、横約100㎝のやや大きめの迫力ある作品です。40歳でフランスへ渡り、フランスでお亡くなりになった画家です。フランスでの知名度も高い画家です。
本作はフランスの街角で会話に夢中になっているフランス人を描いた作品です。田中阿喜良独特のタッチで面白い作品に仕上がっています。
査定に際しては、額の劣化が激しく、最高価格帯よりは低くなりましたが、ご納得のお買取となりました。本作品以外にも、油絵2点、水彩画1点がありましたが、まとめあわせて金額を提示して、お買取させていただきました。
●田中阿喜良
1918年 大阪府生まれ
1943年 京都高等工芸学校図案科を卒業。以降独学で油彩に取り組む。
1947年 第2回行動美術展に「庭」を初出品する。
1955年 行動美術協会の会員となる。
1957年 神奈川県立近代美術館主催のシェル美術賞展に「杭」「父子」を出品し一等賞を獲得する。
1958年 ヨーロッパへ渡る
1959年 サロン・ドートンヌに出品し、グラン・エ・ジューヌ・オージュルディ展に招待出品する。
1960年 モナコ国際展絵画部グランプリ、仏国ポンタヴァン賞を受賞する。
1961年 サロン・ドートンヌ会員となる。
1962年 パリ・ジャン・カステル画廊と契約
1963年 エルベ画廊と契約する。
1975年 神奈川県立近代美術館で「田中阿喜良展」が開催される。
1982年 フランスで逝去
鑑定士より一言
当社ホームページには、LINE査定のボタンがあります。こちらをクリックすることで、お友達登録が可能となり、そのまま査定を希望するお品物を撮影し、送信可能となります。合わせて、お名前や連絡先を送信していただくと、お送りいただいた写真を元に査定士が査定価格の概略をご依頼主様に連絡いたします。作者名らしきものがあれば撮影していただき、絵画の場合はサイズをお伝えいただくと、より正確な査定価格をお伝えできます。お気軽にお申し込みください。